元祖モッズのジョージィ・フェイム。
グルーヴィーでお洒落なハモンド・サウンドが武器なのだ。

オススメ度:★★★★☆
60年代ブリティッシュ・ビート、モッズ、パブロック専門 オンライン中古CDショップBEAT-NET RECORDS ⇒ GEORGIE FAME(ジョージィ・フェイム)のページはコチラ |
本名、クライヴ・パウエル。
これぞ純正モッドの一人、ジョージィ・フェイム(GEORGIE FAME)です。
それともジョージー・フェイム???
まぁともかく、フーやスモール・フェイセズみたいな
モッズ・イメージ通りのビート・サウンドを期待している人には、
少々スマートすぎて物足りないかもしれません。
そんな時は、あと5年位したら、
もう一度ジョージィ・フェイムを聴いてみてくださいな。
そして、一聴すると軽めなそのサウンドに秘める
クロいセンスが染み出してくるかもしれません。
まぁ、おいらもこの人、
初めて例の定番アルバム『 20 BEAT CLASSICS 』を聴いたときには、
超コテコテのオルガン・サウンドを期待してたんで、
やけに涼しげに歌うジョージィに、いまひとつピンとこなかったんです。
ヴォーカルもシャウターって感じでもなく、ソフトな声質だし。
でもその声と、そのシャレたポップ&ジャジーなサウンドが見事にマッチ。
オリジナル曲がちと弱いわりには、
それなりにヒットを出してたりもする人気者のジョージーです。
ソフトでグルーヴィーなハモンド・サウンドを武器に
黒人聴衆を相手にしてロンドンのクラブで鍛え上げた、
粋でシャレたモッズ・サウンドが聴けます。
またR&Bに限らず、ジャズやらブルー・ビート、サンバ、ボサノバなんかも、
おシャレで洗練されたファンキーなサウンドに仕立て上げてたりするのが絶妙にウマイ。
ポール・ウェラーがやってたスタイル・カウンシルの元祖みたいなモンすね。
ジョージィ・フェイムを聴くと、
フーやスモール・フェイセズなどで商業化する前の、
当時のオリジナル・モッズのハイ・センスな姿が見えてくるような気がします。
そのフーなどの次のモッズ世代のバンドは、
この人のポップなセンスとスマートなファッション・センス、
そしてズート・マネーのクロいサウンドと爆裂パワーを
絶妙にブレンドさせていったんだなぁーって。
でも人気絶頂の時に、自身のバンドであるブルー・フレイムズを解散して、
ソロやらビッグ・バンドやら、
元アニマルズのアラン・プレイスとコンビを組んだり、
元ゼムのヴァン・モリソンと組んだりと
自分のカッコいい音を常に追求している、なかなかに根がモッドな人です。
このジョージィ・フェイム、あまりにもファッションがキマッテるんで、
ロンドン出身かと思ってたら、意外やロンドンよりずっと北、
リヴァプールやマンチェスターより北西の Leigh というところの出身。
弱冠16歳にして、プロ・ミュージシャンになるべくロンドンに来て、
様々なミュージシャンを相手に腕を磨きあげてきた根性など、
結構、内面は骨太で熱いオトコなのかもしれませんなぁ。
ところで、さらば青春の光のジミーはこの人がモデルでは、
と思ってるのはおいらだけ?
(なんとなく似てない?)
ジョージィ・フェイムのお奨めアルバム!
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RHYTHM AND BLUES AT THE FLAMINGO 雰囲気ムンムン、当時のモッズ・クラブを味わいたいならコレ。 ジョージィ・フェイムのファーストにしてライヴ・アルバム。 その小粋なセンスはシビレさせてくれます! |
まずはベスト盤からなら。
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FOR CAFE APRES-MIDI とりあえず初期ジョージィ・フェイムをベスト盤から聴くなら、 ファーストのライヴも収録した『 CAFE APRES-MIDI』がコスト・パフォーマンス的にはイチバンかな。 一般的な定番アルバムなら『 20 BEAT CLASSICS 』、手軽でお得なのは『 VERY BEST OF』なんてのも。 |
ジョージィ・フェイムのモッズ時代のアルバム、ディスコグラフィー。
RHYTHM AND BLUES AT THE FLAMINGO (1964)
モッズ・クラブの雰囲気ムンムンのライヴ・アルバム。
FAME AT LAST (1964)
スィンギーで洒落たサウンドが全開の初のスタジオ・アルバム。
SWEET THING (1966)
前作のサウンドをちょっとゴージャスにしたサード・アルバム。
SOUND VENTURE (1966)
ビッグ・バンドと共演したジャズ・ヴォーカル・アルバム。
モッズ・クラブの雰囲気ムンムンのライヴ・アルバム。
FAME AT LAST (1964)
スィンギーで洒落たサウンドが全開の初のスタジオ・アルバム。
SWEET THING (1966)
前作のサウンドをちょっとゴージャスにしたサード・アルバム。
SOUND VENTURE (1966)
ビッグ・バンドと共演したジャズ・ヴォーカル・アルバム。
ジョージィ・フェイムの編集アルバム、ディスコグラフィー。
VERY BEST OF
初期ジョージィ・フェイムのベスト盤。その1。(お手軽度No.1)
20 BEAT CLASSICS
初期ジョージィ・フェイムのベスト盤。その2。(一般的知名度No.1)
FOR CAFE APRES-MIDI
初期ジョージィ・フェイムのベスト盤。その3。(コスト・パフォーマンス度No.1)
初期ジョージィ・フェイムのベスト盤。その1。(お手軽度No.1)
20 BEAT CLASSICS
初期ジョージィ・フェイムのベスト盤。その2。(一般的知名度No.1)
FOR CAFE APRES-MIDI
初期ジョージィ・フェイムのベスト盤。その3。(コスト・パフォーマンス度No.1)