ザ・ローリング・ストーンズ・ガイド

THE ROLLING STONES

いまや世界最強のロック・バンド、ローリング・ストーンズ。
でもデビューした60年代。帝王たちはこの頃、まだキュートな不良風おぼっちゃまだった。。。

THE ROLLING STONES

オススメ度:★★★★★

ローリング・ストーンズ、すんごいバンドである。
いまさらなんだが、やっぱりカッコイーのである。

デビューした60年代当時、ビートルズの対抗馬として不良性を前面に出したイメージで勝負。
(ホントは似たモン同士。。。というよりストーンズの方がおぼっちゃまだったりなんかして。)
その後も数々のスキャンダルを飲み込みながらも、A級で活躍。すでにオジイチャン・バンドとなってもしぶとく生き残る奇跡的なバンド。
・・・というのはご存知の通り。

そのストーンズがストーンズとして唸っていたのは、なんといっても元祖かまってちゃん、ブライアン・ジョーンズが率いてた60年代から、
ミック・テイラーが在籍する70年代前半、ロン・ウッドが入った頃の70年代後半辺り。
さらには多彩なゲストをも操り、すべて己のパワーに変える奇跡的なバンド。
・・・というのはご存知の通り。

若さあふれるブルース/R&Bコピー・バンドからメキメキと個性を発揮し、見事に自分達のサウンドと化していくのだ。
そのサウンドは渋くなりすぎず、ポップになりすぎない。
それでいて華やかさとカッコよさを最上級に兼ね備えた奇跡的なバンド。
・・・というのはご存知の通り。

ローリング・ストーンズ、すんごいバンドである。やっぱりカッコイーのである。
しかし、おいらがよく聴いたのはアルバム「Dirty Work」まで。
その次のアルバム「Steel Wheels」での音が、ストーンズがストーンズのコピーをやっているように思えて、次第にリアルタイムで聴かなくなってしまった。

なんといってもストーンズがストーンズとしての匂いをムンムンと出していた60年代がおいら最上のお気に入り。

ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、
そして一番のお気に入り、ブライアン・ジョーンズの5人が揃って出していたサウンドは、ローリング・ストーンズとしてはまだまだ未完成だったけれども、 やっぱり、どうにもこうにもむちゃカッコイーのだ。

最後にどーしても言いたいことは、60年代アルバムのCDをなんでアメリカ仕様ベースにしちゃったの???
イギリス仕様の方が絶対いいけどなぁ。。。

・・・とか言ってたら、2020年末、ついにイギリス仕様ファースト、セカンドが出ましたね!祝!

Last updated: Dec 2, 2020

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