ザ・ローリング・ストーンズ・ガイド
BETWEEN THE BUTTONS / THE ROLLING STONES
このメチャクチャな展開のアレンジがある意味クセになる(かも。。。)!
ローリング・ストーンズの歴史上まれな変なアルバムであり笑えるアルバム。
オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1967年1月
ジャケットもそうだけど、なんとなーくボンヤリとして今ひとつ焦点があわない、ローリング・ストーンズの地味めなアルバム。
だから、ここは有名な《 Let's Spend The Night Together 》ではじまるUS仕様ではなく、《 Yesterday's Paper 》、《 My Obsession 》の不思議2連発ではじまるUK仕様の曲順で聴いた方が圧倒的におもしろい。
ジャケットはボンヤリだけれど、ローリング・ストーンズの頭の中はラリパッパ。ちょっぴりサイケが入ったそのサウンドからは、あっちゃ、こっちゃから変なサウンドが。。。
前作『 AFTERMATH 』では、とりあえず全曲オリジナルにしてみましたをウリにしたけど、あれもやりたい、これもやりたいで、まとまりはナシだった。
そしてそれに続くこのアルバムでもそのまとまりのなさは凄い。アレンジもただの思いつきというか、何というか。。。
得意のボ・ディドリーやチャック・ベリーもオリジナル曲の[8]《 Please Go Home 》や、[11]《 Miss Amanda Jones 》に変えて、見事にメチャクチャに解体。
[9]《 Who's Been Sleeping Here 》ではメンバーが勝手し放題とオモシロすぎ。
フォーク調の曲にビルのベースがファンキーでうきまくり。なかなか笑わせてくれる。
だけど[3]《 Back Street Girl 》みたいなキュートな曲や、[4]《 Connection 》みたいな隠れファンが多そうな曲もあって捨てがたい。
うーん万人にオススメはできないけれど、おいらはなんだか好きだな、この変なアルバム。。。
Last updated: Apr 4, 2012
[日本盤] 日本盤の紙ジャケ。
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[1] Yesterday's Papers [2] My Obsession [3] Back Street Girl [4] Connection [5] She Smiled Sweetly [6] Cool, Calm And Collected [7] All Sold Out [8] Please Go Home [9] Who's Been Sleeping Here [10] Complicated [11] Miss Amanda Jones [12] Something Happened To Me Yesterday