ザ・ローリング・ストーンズ・ガイド
THE ROLLING STONES / THE ROLLING STONES
ストーンズの記念すべきファースト・アルバム。
とてつもなくカッコよくてキュートなのだ!

オススメ度:★★★★★
もう遠い昔のストーンズのファースト・アルバム。最初のアルバムにしてバンド名、アルバム・タイトルがジャケットに印字していないのがニクい。
みんな若いしカワイイ!そしてそのサウンドも驚くほどキュート!最高にカッコいーギター・サウンドを作ってしまったその原型がここで聴ける。
ブルースやR&B本家もいいが、やっぱりおいらにはこのノリがしっくりとくる。
ケツが青いとかわかってない...と言われようとも、やっぱり何度聴いてもカッコイーのだ。本家の渋さもそこそこに、このスピード感、ポップ感をあわせ持ったノリ。本人達が意識していないにしろ、愛情と若さと勢いで出来上がった作品である。
ハッキリ言ってミックのヴォーカルは全然クロくないし、さほどうまくもない。しかし必ずポップな味付けを(いい意味で)加えてくれるのだ。さらにチャーミングなとこもポイント!
キースとブライアンのギター・コンビはコロンブスの卵。きっとホーンのリフとかをギターに置き換えただけなんだろうけど、それが結局なんだかんだ言ってもカッコイー。要はセンスの問題だね。
さらにビルとチャーリーによるリズム隊は、ロック・ビートをいとも簡単にスイングまでさせる高等(?)技術を駆使。これを聴くとビルのいないストーンズなんてプイプイ。
完成度が高い低いどうのこうのとか、オリジナル曲がどうこう...とかいう事はここでは無意味なのだ。メンバー個々は満点じゃないけど、見事にバンドとしてのマジックが加わって満点以上の出来栄え。
...実は最大の聴き所は[12]におけるブライアンのダミ声バック・ヴォーカル。...と思っているのはおいらだけ?
それにしても1曲のみ違うUS仕様がCD標準なのは断固反対。
Last updated: Dec 2, 2020
この紙ジャケ仕様を聴きながら書いてます。
⇒ ユニバーサル : UICY-79332 Amazon詳細
⇒ ダウンロード版はコチラ Amazon詳細
[1] Route66 [2] I Just Want To Make Love To You [3] Honest I Do [4] Mona (I Need You Baby) [5] Now I've Got A Witness [6] Little By Little [7] I'm King Bee [8] Carol [9] Tell Me [10] Can I Get A Witeness [11] You Can Make It If You Try [12] Walking The Dog