一匹狼体質の渡り鳥
ブリティッシュ・ブルースの先生は、意外やモッド!
オススメ度:★★★★
ブリティッシュ・ブルースの先生と呼ばれている一人、
ジョン・メイオール(John Mayall)
あのエリック・クラプトンがヤードバーズ脱退後、
クリーム結成前に加入していたバンド、
ブルース・ブレイカーズ(The Bluesbreakers)を率いていた男である。
そのブルース・ブレイカーズはクラプトンのほか、
フリートウッド・マックのピーター・グリーン、
ローリング・ストーンズのミック・テイラーなどのギターリストが在籍。
このバンド卒業後に超有名になったことはご存知のとおり。
他にもキーフ・ハートリー、ジョン・マクヴィー、ヒューイ・フリント、
ミック・フリートウッド、エインズレー・ダンバーなどなど、
ギターリスト以外にも優秀な卒業生がたくさんいます。
なものですから、ブルース・ブレイカーズを
ブリティッシュ・ブルース学校なんて呼んだり、
ジョン・メイオールのことを
ブリティッシュ・ブルース先生なんて呼んだりもします。
実際、規律には厳しい人だったようで、
バンド・メンバーによるドラッグ使用はもちろん、
ライヴでのアルコールは禁止、遅刻は厳禁だったとか。
規律を乱せば即クビとなるので、
メンバー・チェンジもはげしいバンドである。
かといって本人はビジネス・ライクな人かといえばその反対で、
どちらかといえば一匹狼体質の渡り鳥な頑固モノ。
アメリカのブルースを聴きたいがために、
デカいアンテナを自作して海外ラジオを受信しちゃったり
自分で家を作ったりするなど、日曜大工が大好き。
はたまた何でも集めるコレクター体質。
ブルースブレイカーズはジョン本人による独裁体制、etc...
なかなかクセのある男、ジョン・メイオールっす。
ブルース・ロック・ブームの張本人であるイメージからかロンドン出身と思ってましたが、
実はマンチェスター出身だったりします。
あのブリティッシュ・ブルースの大先生、
アレクシス・コーナーの誘いでロンドンに進出にしてきたのは
30才にもなろうかという苦労人。
やはりブルース・ロックのイメージが強いですが、
ロンドン進出後の活動初期はモッズ・クラブでうならせていたりして、
そのサウンドもコンパクトでビート色の強いブリティッシュR&Bなので
要チェックなのだ!
ジョン・メイオールのお奨めオリジナル・アルバム。 | |
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JOHN MAYALL PLAYS JOHN MAYALL - RECORDED LIVE AT KLOOKS KLEEK! 1965年発売のジョン・メイオールのファーストはクルックス・クリークでのライヴ。 ジョン・メイオールといえばブリティッシュ・ブルースのイメージ強しですが、 これはモッズ・クラブの雰囲気ムンムンのブリティッシュR&B。激カッコよし! |
ジョン・メイオールのオリジナル・アルバム・ディスコグラフィー。
JOHN MAYALL PLAYS JOHN MAYALL (1965)
シャープなモッド・ビート炸裂のファースト・アルバム!
BLUES BREAKERS JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON (1966)
ご存知エリック・クラプトン参加!
A HARD ROAD (1967)
ご存知ピーター・グリーン参加!
CRUSADE (1967)
ご存知ミック・テイラー参加!
THE BLUES ALONE (1967)
ほとんどの楽器を自らプレイしたソロ・アルバム。
THE DIARY OF A BAND VOLUME ONE (1968)
THE DIARY OF A BAND VOLUME TWO (1968)
BARE WIRES (1968)
BLUES FROM LAUREL CANYON (1968)
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