JOHNNY KIDD & THE PIRATES
ジョニー・キッド＆ザ・パイレーツ・ガイド

60'sブリティッシュ・ビート、パブ・ビート・バンドの元祖、
ご存知、海賊ルックのジョニー・キッド＆ザ・パイレーツ。

オススメ度：★★★★


60'sブリティッシュ・ビート、そしてパブ・ビート・バンドの元祖、心の師が、
ジョニー・キッドとそのバック・バンド、パイレーツなのだ。


●こちらはジョニー・キッド＆ザ・パイレーツ！

そんなエラいお方で本来なら超大物扱いなのに、なんだかどうも地味メ。
海賊なんかどーもピンとこないこの時代には、
あのジョニー・キッドのトレード・マーク、
眼帯とそのキャプテン・ルックがダサい！と思われるのか、
ただのゲテモノと思われてしまうのだろうか？

・・・そんな事は知らないが、そのサウンドは隠れ王者としてなかなかふさわしいモノ。
ちなみに、それをさらにシャープに磨きあげたのが、
あのスーパー・パブロック・バンド、ドクター・フィールグッドなのだ。

おいらもその驚異のフィールグッズ・サウンドの秘密をつきとめるべく、
聴き始めたわけである。


●こちらはザ・パイレーツ！

ジョニー・キッドが若くして交通事故で死んでしまい、
ジョニー・キッド＆パイレーツとしては、
まともにオリジナル・アルバムなど出さずに終わっちゃったけど、
シングルをまとめた編集盤などで、そのビート・サウンドを味わえる。

ジョニーのヴォーカルに関してはそれほど惹かれるトコはないけど、(あっ、言っちゃった・・・)
やっぱ、みんな憧れたそのバッキングがあまりにもカッコイー。
（バックのメンバーはコロコロと変わってますが・・・）

そしてそのサウンドを模範としてたあのドクター・フィールグッドの強烈なラヴ・コールで、
バック・バンドだったパイレーツが後にベースのジョニー・スペンスをヴォーカルに、
爆裂パワー、怪力サウンドで復活。

もちろんフィールグッドのギター、ウイルコ・ジョンソンの師匠、
ミック・グリーンを含む黄金編成だ。

ウイルコのギターがカミソリならば、
その３倍以上はあると思われるブットい腕で切り裂くミックのギターはオノ。
超重量級でオブナイったらありゃしない。
オッサン・トリオの復活組だと思ってナメると、痛い目に合うので要注意！

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