もろ60年代ブリティッシュ・ビート直系、
R&B風味のナンバー・ワン・ガレージ・バンド、シャドウズ・オブ・ナイト。
オススメ度:★★★★
60年代ブリティッシュ・ビート、モッズ、パブロック専門 オンライン中古CDショップBEAT-NET RECORDS ⇒ THE SHADOWS OF KNIGHT(シャドウズ・オブ・ナイト)のページはコチラ |
おそらく、ブリティッシュ・ビート・ファンだったら、
シャドウズ・オブ・ナイトといえば、=「グロリア」。
もちろんあのヴァン・モリソン時代のゼムのカバー、
・・・というよりコピーで全米チャート入りしたガレージ・バンド
というイメージが思いつくハズ。
そんでもってこのシャドウズ・オブ・ナイト、
ブルースの本場、アメリカはシカゴ出身なのに、そのサウンドはストーンズ直系。
アルバムなどで聴ける、マディ・ウォーターズやチャック・ベリー、
そしてボー・ディドリーなどのカバー曲ももろに60年代ブリティッシュR&B風。
おいらの知る限り、アメリカン・ガレージ・バンドの中では、
一番、ブリティッシュ・ビートっぽい匂いがするバンドである。
ちょっと荒めでワイルドなその音は
「オッ、なかなかいい味出してるねぇー」
てな感じで、聴いてる人も多いと思われる。
見た目もなかなかワイルドで、ヴォーカルのジム・ソーンズはケンカ強そう。
腕は太いし、実際のところ、相当の暴れん棒らしい。
そして、ちょいとビックラなのが
メンバーが皆デビュー当時、20歳以下。
なんで、近所のジジィの音楽(ブルース)より、
異国のスピード感のあるビート・サウンドに惹かれちゃったんだろうな。
さらにおいらが、このバンドでヤルナ!と思っているのが、オリジナル曲の良さ。
「グロリア」だけのバンドじゃないんですよ。
なかなかのセンスだったりします。
時折聴けるような、サイケ的なサウンドはかなり意識して作り上げてるし、
東洋的なフレーズも使ったりして、
ここら辺り同時期のロジャー・マッギンのバーズに似てる、
・・・というか、意識しまくっていたような気がしてならない。
さらにファンク的なサウンドまで取り入れようとしたフシもある。
ガレージだけにとどまらない、タダモノではないバンドなのだ。
|
RAW 'N ALIVE AT THE CELLAR, CHICAGO 1966! とにかくテンション高い! R&Bガレージ・パンクが炸裂のライヴ。 荒っぽさが抜群にカッチョよし!! |
基本のオリジナル・アルバム2枚。
GLORIA (1966)
ガレージ定番のファーストから攻めてみるなら!
BACK DOOR MEN (1967)
ちょいと実験的なセカンド・・・マル!
シャドウズ・オブ・ナイトの編集アルバム、ディスコグラフィー。
RAW 'N ALIVE AT THE CELLAR, CHICAGO 1966!
本性丸出しの荒っぽいライヴ・・・激カッコよし!
DARK SIDES - THE BEST OF
まずはベストからなら、このアルバムがオススメ!