パブ・ロックの聖地、サウスエンド出身のブリティッシュR&Bバンド、
ミック・ジャガーも驚いたパラマウンツ。
オススメ度:★★★☆
60年代ブリティッシュ・ビート、モッズ、パブロック専門 オンライン中古CDショップBEAT-NET RECORDS ⇒ THE PARAMOUNTS(パラマウンツ)のページはコチラ |
スーパー・パブ・ロッカーを多く生んだ、ブリティッシュ・ビート・バンド影の聖地、
サウスエンドから出てきたパラマウンツ。
(ちなみにサウス・エンドっていっても、ロンドン南部にあるわけではない。)
このバンドはプロコル・ハルムのメンバー、ゲイリー・ブルッカー、ロビン・トロワーがいたから、
その前身バンドとして知られている。
また、あのモッズの女王サンディー・ショウのバックを務めていたこともあるらしい。
そのサウンドはどちらかといえばオーソドックスなR&Bを演奏する、
ほのかにB級の匂いも漂う典型的なブリティッシュ・ビート・バンドといったところ。
しかしあのミッキー・ジャップともお友達、
ゲイリー・ブルッカー(ヴォーカル、キーボード)の声はなかなかソウルフル。
スティーヴ・ウインウッドを思い起こさせるといったら大げさ?かもしれないが、
例のプロコル・ハルムの大ヒット曲「青い影」でもわかるように味がある。
60年代のイギリスでは数多くのビート・バンドがいたであろうから、
それらから一歩抜けるには、少々バンドの個性が欠けるかも。
でも、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが「THE BEST R&B BAND IN ENGLAND」と言って、
当時、対バンしたパラマウンツに一目おいていたらしいが、
ひょっとするとその真価は物凄かったりするライヴにあるのかもしれない。
BBCやその他ライヴ音源は無いのでしょうか?
これはおいらの勝手な想像だが、コール&レスポンスを多用したアレンジが、
ライヴ向きなのかもしれません。
そういえば、アット・アビーロード・シリーズに
ソロモン・バークのカバー《 Stupidity 》が収録されていましたが、
その曲は同サウスエンド出身のドクター・フィールグッドの必殺ライヴ盤『殺人病棟』でおなじみ。
ひょっとすると初期のドクター・フィールグッドは、
パラマウンツのライヴに影響を受けている可能性も大っすね。
パラマウンツお奨めアルバム。
|
WHITER SHADES OF R'n'B 全部がもの凄い訳でもないんですが、 ところどころにカッコいー曲が入ってたりするんで、 時々思い出したように聴いちゃいます。 |
パラマウンツはオリジナル・アルバムがないんで、編集アルバム・ディスコグラフィー。