元祖パブロック・バンド、ブリンズリー・シュウォーツ。
そのドタバタぶりがなんとも捨てがたい。
オススメ度:★★★★
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パブロックの代表的バンドであるブリンズリー・シュウォーツ。
パブロックというジャンルに興味を持った場合、
必ずや出てくるバンドなので、
早かれ遅かれ聴くことになるでしょう。
リーダーはブリンズリー・シュウォーツという人。
スペンサー・デイヴィス・グループはまだしも、
このバンドやマンフレッド・マンのように、リーダー名がそのままバンド名というのは
ホントまぎらわしいっす。
で、他のメンバーにはイアン・ゴムやらボブ・アンドリュースやらビリー・ランキンやら、
その筋ではやや有名どこのメンバーが在籍していました。
なんといっても一番の有名ドコのメンバーはポップのワザ師、ニック・ロウでしょう。
しかしこのバンドにまつわる一番有名なハナシは、
フィルモア・ハイプと呼ばれる、
これまたパブロックを知るには必ずや出てくる重要人物である
デイヴ・ロビンソンが仕掛けた世紀の大失敗劇。
このブリンズリー・シュウォーツを売り込もうと
多数の英国ジャーナリストをニューヨークに招待し、
華々しくフィルモアにて世界デヴューでのライヴを企むも、様々なトラブルが発生し、
しかも肝心のライヴが誇大された前評判に反してトホホな出来だったという。
確かに、メンバーのルックスは地味を超えてダサいといった感じだし、
そのサウンド・・・特に初期はどうにも地味である。
その後、さんざんとたたかれ、
なんとかレコードをリリースしたもののさっぱりと売れず、
極貧生活を続けながら、パブでのライヴ活動に活路を見つける。
そんな活動がパブロックなるジャンル?として発生し、
その代表バンドとなってしまったという。
おいらはドクター・フィールグッド経由でパブロックというのを知り、
そのパブロックの代表的存在ということでこのバンドを聴いた時は、
そのフィールグッズのR&Bビート・サウンドとのギャップにビックらこいたなぁ。
ビート系パブロック経由で、おいらのようにこのバンドを聴く場合は、
ベスト辺りから入るか、
中期〜後期のアルバムを先に聴くことをオススメします。
初期はいわゆるカントリー・ロックですが、
中期〜後期はマージー・ビート、ブリティッシュ・ビート直系の
ポップ・サウンドなので、より馴染みやすいハズ。
ファーストから順にといくと恐らくつまずきます・・・
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PLEASE DON'T EVER CHANGE ブリンズリー・シュウォーツの3枚目以降のアルバムはどれも捨てがたいが。 必殺ライヴ収録のこれをオススメ。 [5]《 Home In My Hand 》がやたらとカッチョよいっす! |
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SURRENDER TO THE RHYTHM パブロック・バンドとしてブリンズリー・シュウォーツを味わいたい場合、 中期以降の曲を中心に選曲されたこのベスト盤がオススメ。 全20曲、バラエティにとんだサウンドが楽しい。 |
ブリンズリー・シュウォーツのオリジナル・アルバム。
BRINSLEY SCHARZ (1970/4)
記念すべきファースト・アルバム!
DESPITE IT ALL (1970/11)
カントリー・ロックなセカンド・アルバム!
SILVER PISTOL (1972/2)
なんともブリティッシュなサード・アルバム!
NERVOUS ON THE ROAD (1972/9)
パブなポップン・ロールが炸裂、4枚目のアルバム!
PLEASE DON'T EVER CHANGE (1973/10)
パブなポップン・ロールがよりバラエティに、5枚目のアルバム!
THE NEW FAVORITES OF BRINSLEY SCHWARZ (1974/7)
デイヴ・エドモンズがプロデュースした、6枚目にしてラスト・アルバム!
ブリンズリー・シュウォーツの編集アルバム、ディスコグラフィー。
SURRENDER TO THE RHYTHM
中期以降の曲を中心に選曲されたベスト・アルバム。
ORIGINAL GOLDEN GREATS
初期の曲を中心に選曲されたベスト・アルバム。
15 THOUTS OF BRINSLEY SCHWARZ
ブリンズリーズ解散後に発売されたベスト・アルバム。
WHAT IS SO FUNNY ABOUT PEACE LOVE & UNDERSTANDING?
ブリンズリーズBBC音源集第1弾。
CRUEL TO BE KIND
ブリンズリーズBBC音源集第2弾。
ブリンズリー・シュウォーツの関連リンク。
ニック・ロウ・ガイド
おなじみブリンズリー・シュウォーツの中心メンバー、ニック・ロウのソロ時代
ブリンズリー・シュウォーツの中古CD
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