デイヴ・エドマンズがプロデュース。
ブリンズリー・シュウォーツのラスト・アルバム。
オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1974年7月
ブリンズリー・シュウォーツの1974年発表にされた6枚目であり、
最後となったアルバム。
プロデュースにはデイヴ・エドマンズが登場。
デイヴは誰もいなくなった深夜のスタジオに現れて、
ぶったまげるような大音量でプレイバックしながらそのサウンドを操り、
明け方、スタジオを去るらしい。
そのデイヴ・エドマンズとニック・ロウが出会ったことによって、
生まれたであろう数々のアイデアは、
ブリンズリー・シュウォーツの中では、おさまりきれなくなったのでしょう。
結果、ニック・ロウはソロ、そしてデイヴとロックパイル結成へ。
曲の書けるイアン・ゴムもソロへ。
ブリンズリー・シュウォーツとビリー・ランキンは、ダックス・デラックスに合流。
さらにダックス解散後ブリンズリー・シュウォーツはボブ・アンドリュースと
グラハム・パーカーのバックバンド、ルーモアを結成、
残ったビリー・ランキンはレンガ職人へ・・・
さて、このラスト・アルバム、
サウンドもそのままニック・ロウのソロに直結するような感じ。
おぉー、ザ・フーか!?と思わずにはいられない、
オープニングのシャープでちょっと大袈裟なギター・コードが印象的な[1]から始まる。
ちなみにこの曲は、映画「ボディガード」で使用され、
それによるニック・ロウの印税は、
ブリンズリー・シュウォーツの活動してた頃よりもはるかに多いものだったとか・・・
ホリーズのカヴァー[6]なんてのもあり、
オリジナルの[3]は60年代のマージー風ポップなメロディー。
フィールグッズもカヴァーしているオーティス・クレイの[8]なんて
実にいい感じのR&Bビートだし、
絶妙なポップ&ロックが全開で、ヴァラエティに富んだ楽曲が、かなり楽しめます。
都会的でダンディーな[2]はちょいと似合ってませんが。
[4],[7],[10]なんていかにもパブロック的なノリの曲を聴くと、
是非ともこのバンドをパブで味わいたかったなぁーと思いますね。
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[1] (What's So Funny 'Bout) Peace Love And Understanding [2] Ever Since You're Gone [3] The Ugly Things [4] I Got The Real Thing [5] The Look Tha'ts In Your Eye Tonight [6] Now's The Time [7] Small Town, Big City [8] Trying To Live My Life Without You [9] I Like You, I Don't Love You [10] Down In The Dive |
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STAY WITH THE HOLLIES / THE HOLLIES ホリーズのファースト・アルバム。ボーナス・トラックに[6]の元曲を収録。 |
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