元祖パブロックバンド、ブリンズリー・シュウォーツのベスト盤。
中期以降の曲を中心に選曲されているのでパブロック入門者にオススメ!
オススメ度:★★★★
とりあえず、パブロックの元祖バンドであるブリンズリー・シュウォーツを
聴いてみたいという場合にこのアルバムはオススメの1枚でしょう。
なぜかファースト・アルバムからの曲が無いですが、
その他5枚のアルバムから選曲された全20曲を収録のベスト編集盤。
曲順が収録時代順ではなくランダムなのがナンです。
で、ビート派ならば、まずは[19]を速攻で聴いてください。
「おっ、カッチョイー!」
とくるハズです。
キンクスの《 Milk Cow Blues 》を思い出させるアレンジに
枯れ気味のギターがうなる荒っぽいビートのライヴ・バージョン。
これは文句なしのカッコよさっす。
ちなみにこのテイクは、ブリンズリーズの5枚目のアルバムの曲。
それで[1]に戻ると、
「これが同じバンドか!?」
と思わずにはいられない、ホンワカ・カントリー・ロック。
ちなみにこのテイクは、ブリンズリーズの2枚目のアルバムの曲。
[8]では、アコースティックなワルツが哀愁味があっていい感じ、
ちょっとしっとりとした曲。
ちなみにこのテイクは、ブリンズリーズの3枚目のアルバムの曲。
戻って[2]では、あのスタカンもパクったという
ハモンド・オルガンのメロディーが気持ちいい、グルーヴィー・ポップな曲。
ちなみにこのテイクは、ブリンズリーズの4枚目のアルバムの曲。
ドクター・フィールグッドもやっている
オーティス・クレイのカバー、R&Bな[9]もいい感じでこなします。
ちなみにこのテイクは、ブリンズリーズの6枚目のアルバムの曲。
以降も様々な曲調があり、
カントリー、ロック、R&B、メキシカン!?・・・などなど。
すべて基本はポップでメロディアスで、
本人達も楽しければ、いいじゃん!みたいなリラックスした軽いノリ。
恐らくパブで、ビールを飲みながら、
構えずに聴くには、こんなサウンドが一番なんでしょう。
ニック・ロウが後にメンバーとして参加したロックパイルで再演した[15]や、
ブリンズリーズのおっかけだったエルヴィス・コステロもカヴァーした
超有名曲[20]などの聴き比べも楽しいですな。
どんな曲調でもパブで鍛えに鍛え上げられた実力で、
ポップで遊び心にあふれた軽快なバンド・サウンドが味わえます。
お楽しみあれ!
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[1] Country Girl [2] Surrender To The Rhythm [3] Happy Doing What We're Doing [4] Ugly Things [5] Don't Lose Your Grip On Love [6] Last Time I Was Fooled [7] Silver Pistol [8] Nightingale [9] Trying To Live My Life Without You [10] Ever Since You're Gone [11] Nervous On The Road (But Can't Stay At Home) [12] I Like It Like That [13] Down In Mexico [14] I Worry ('Bout You Baby) [15] Play That Fast Thing (One More Time) [16] Look That's In Your Eye Tonight [17] Ju Ju Man [18] Down In The Dive [19] Home In My Hand (Live) [20] (What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding? |
SECONDS OF PLEASURE / ROCKPILE もちろんニック・ロウがメンバーとして参加。[15]を軽快に再演してます。 |
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