ジョージィ・フェイムのスィンギーで洒落たサウンドが全開。
セカンドにして最初のスタジオ盤アルバム。

オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1964年
軽い、たしかに軽い。
ファースト・アルバムがライヴ盤だったので、
このセカンドが最初のスタジオ盤アルバム。
すべてがカヴァー曲でオリジナルはひとつも無し。
ジョージィ・フェイムのサウンドとなると
よく軽妙とか洒脱とかなにかと言われるが、
軽い、たしかに軽いっす。
[3]をメジャー・ランスのオリジナルと聞き比べれば、
少しコミカルな感じが加えられさらに軽くアレンジされたそのサウンドは、
ジョージィ・フェイム自身もかなり意識的。
定番ソウル・ジャズなインスト、ジミー・マクグリフの[4]、
ブッカーT&MG'Sの[10]もサッパリ目。
濃い口のソウル、R&Bを求めるとちょいと物足りないかな。
だけれど[1],[2],[6]のようにスィンギーで軽快な曲となると、
ジョージィ・フェイムのこの軽さが絶妙なノリで
洒落たサウンドを聴かせてくれて思わずニヤリ。
モッズというのは、ファッションをとってもイタリアンにフレンチ、アメリカンと、
あらゆる要素を組み合わせるのが絶妙にウマイけれど、
このジョージィ・フェイムもR&Bにジャズ、カリプソなどの
あらゆる音楽を組み合わせるのが絶妙にウマイ。
その辺のセンスは飛びぬけてますな。
CD化の際にボーナス・トラックに入れられた大ヒット曲、
[13]《 Yeh Yeh 》もこのテのスィンギーなノリの曲だし、
これがビートルズのシングル「 I Feel Fine 」を蹴落として、
ナンバー・ワンになったっていうのは凄い!
個人的には[15]の方が思わず腰がググっときて好きだな。
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FAME AT LAST / GEORGIE FAME
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[1] Get On The Right Track, Baby [2] Let The Sunshine In [3] Monkey Time [4] All About My Girl [5] Point Of No Return [6] Gimme That Wine [7] Pink Champagne [8] Monkeying Around [9] Pride And Joy [10] Green Onions [11] I Love The Life I Live [12] I'm In The Mood For Love (Moody's Mood For Love) BONUS TRACKS: [13] Yeh Yeh [14] Preach And Teach [15] In The Meantime [16] Telegram [17] Black Head Chinaman [18] Jelly Jelly [19] Red Number Nine [20] This Is Alway - This Isn't Sometimes [21] Yeh Yeh (German language version) |