
オススメ度:★★★★★
ファースト・アルバムなのである。
しかしサウンド、そしてヴァンのヴォーカルは若々しいというよりは、
すでに熟年の味わいがある。一言でいえば渋い。
しかし、なにしろカッコイーのだ!
このときヴァン・モリソンは20歳。ヤングである。
今となっては数多くのカバーを生んだ定番[6]が目玉かと思いきや、
どこから聴いてもグーな1枚。
[1]を聴くがいい。なんだこの緊迫感は?いきなりカッコよすぎる!
スタジオ・ミュージシャンに不満をぶちまかす様に荒れ狂ったハープ。
そうアングリー・ヤング・モリソンである。
元はインスト曲だったらしいが、思わず叫んじゃった名曲だ。
さらにおいらが聴いているのはLPレコードなので裏返すと、
恐るべしカッコイー曲[8]がやってくる。
スネア一発のあとにくる、この感じ!たまらなくシビレる。
これはホント腰にくる。なんて事ない曲のようだがサイコーなのだ。
ギターはジミー・ペイジかなぁ。
続く[9]はなんとビックリ、ジョン・リー・フッカー作のバラードなのだ。
他にもイカしたダンス・ナンバー、やさしさに満ち溢れるソウル・バラードなど、
たまらない仕上がり。
なんといってもファーストなのにヴァン・モリソンのオリジナル曲がいいのだ。
もう、はやりをすたりを超えて、独自の世界を築いている。
同時代にこのテのバンドを聴き比べるとよい。
まったく恐るべき男である。
このときヴァン・モリソンは20歳。ヤングである。
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(Angry Young) THEM / THE THEM
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[1] Mystic Eyes [2] If You And I Could Be As Two [3] Little Girl [4] Just A Little Bit [5] I Gave My Love A Diamond [6] Gloria [7] You Just Can't Win [8] Go On Home Baby [9] Don't Look Back [10] I Like It Like That [11] I'm Gonna Dress In Black [12] Bright Lights Big City [13] My Little Baby [14] (Get Your Kicks On) Route 66 |
このアルバムの曲のオリジナル・アーティスト!
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THE VEE-JAY BRITISH HITS 大胆なアレンジでカヴァーしたロスコー・ゴードンの[4]、 ジミー・リードの[12]のオリジナルは、 このヴィー・ジェイ編集盤でチェック! |