FAIRYTALE / DONOVAN
フェアリーテイル / ドノヴァン

オススメ度：★★★☆
オリジナル・リリース：1965年10月

なかなか名曲のシングル[1]で始まる、
前作と同スタイルで、カントリー・タッチのフォークなセカンド・アルバム。
やはり基本はアコースティックの引き語りにハーモニカがはさまれるスタイル。

しかし、ちょっぴりジャジーな[3]や、
単調なメロディーが繰り返される神秘的な[4]は、
アレンジといい、今後のドノヴァン・チックな感じ。
しかし、まだまだここではアカヌケていないし、
やはり内容的においらには退屈。

だが、このすぐ後にミッキー・モストと手を組み、
あの「SUNSHINE SUPERMAN」が完成する。
ドノヴァン・ワールドの爆発までは時間の問題なのだ。

ジャケットのアルバム・タイトルはちゃっかりとサイケ風。
ビートルズの『 RUBBER SOUL 』よりも早いアール・ヌーヴォー風だし。


ボーナス・トラック収録曲だが、[18]がメチャカッコイーので要注意。
[17]のシングルＢ面であるが、Ａ面はこれまでのスタイルの延長だけれど、
こいつはアコースティック・ビートともいうべき作品。
バンド・バージョンで是非、聴いてみたい曲である。

実はおいら、この曲がドノヴァンの初めて聴いた曲で、
ボー・ディドリー・ビートのオムニバスに収録されていた。
ドノヴァンの初期はこんな感じかと思っていたのだけど、
どうやらこの曲の方が特別だったのネ。

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