オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1967年9月
このアルバムを語るときに必ず「SMILE!」という、
ブライアンが製作途中で放棄した伝説の未完成アルバムが出てくる。
その残骸をかき集めて作ったのが、この「SMILEY SMILE」だからだ。
なんというか生い立ちから悲惨なアルバムである。
ジャケットはかわいいけれどね。
先行シングルで大ヒットした[6]の勢いのまま一気に・・・
とレコード会社はいきたかったところだったのだが。
肝心のブライアンは、トホホな状態に。
それでもアルバムを出さなければならなかった状況に、
さすがは兄弟バンド、ビーチボーイズ。
解散せずに「SMILE!」の素材を集めてなんとかアルバムを作り上げたのだ。
全般的に断片的なような小品な曲が続く。
聴いた当初はその伝説の「SMILE!」が頭にあり、
このアルバムの曲が、なんとも中途半端だなぁ・・・と思ったのだけれど、
確かに、アルバムとしては未完成でまとまりは無いけれど、
フワーンとした感じがたまらないし・・・
聴いているうちなんだかおもしろくなっていくのが不思議、不思議。
まぁ、そうして聴いてるうちに、
個人の中で未完のアルバム「SMILE!」をイメージしていく作業が
また楽しくなっちゃうんでしょうね。
しかし、着実にビーチボーイズの人気は落ちるとこまで落ちていく。
ブライアンも着実に落ちていく・・・
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SMILEY SMILE / THE BEACH BOYS
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[1] Heroes And Billains [2] Vegetables [3] Fall Breaks And Back To Winter (Woody Woodpecker Symphony) [4] She's Goin' Bald [5] Little Pad [6] Good Vibrations [7] With Me Tonight [8] Wind Chimes [9] Gettin' Hungry [10] Wonderful [11] Whistle In |
CREDIT
Mike Love: Vocals
Carl Wilson: Guitar, Vocals
Al Jardine: Guitar, Vocals
Brian Wilson: Bass, Vocals
Dennis Wilson: Drums, Vocals
Carl Wilson: Guitar, Vocals
Al Jardine: Guitar, Vocals
Brian Wilson: Bass, Vocals
Dennis Wilson: Drums, Vocals