マジに強烈なライヴ・アルバム。
モッズ好きがコレ聴かないでどーすんの?

オススメ度:★★★★★
オリジナル・リリース:1966年
ズート・マネーのセカンド・アルバムにして強烈なライヴ。
『 ZOOT! LIVE AT KLOOL'S KLEEK 』
こ、これ、マ、マジ、スゲーっす。
以下にあてはまらなかったら聴くべし!
・モッズが好きではない
・グルーヴィーなサウンドが好きではない
・ソウルフルなサウンドが好きではない
・オルガンの音が好きではない
・イケメンのメンバーじゃないとダメ
・オリジナル曲じゃないとヤダ
あまりにも強烈にカッコいーライヴ・アルバム。
最高のクラブ系ブリティッシュR&Bが聴けちゃいますんで!
ズート・マネーのどアップのジャケットに
ちょっとばかり引いた人がいたかもしれませんが、
早速、聴いてみましょう。
時は、1966年5月31日、午後8時30分。
クラブは超満員。
いきなりグルーヴィーなオルガンのイントロがはじまるや、
これまたモッズなオルガン・プレーヤー、ブライアン・オーガーの紹介
「レディース・アンド・ジェントルマン!!」でスタート。
思わず開始からわずか25秒でオナゴも失神。
ズートの不適な笑いからニーナ・シモンのカヴァー《 Chauffeur 》が炸裂。
熱いけれど、暑苦しくない。
濃いけれど、むさ苦しくない。
ジャジーでグルーヴィーでソウルフルで
1曲目からすでに、た、た、たまらんのです。
コレ聴いたとたん、おいらのお気に入りベスト10に食い込む事は確定。
その後も怒涛のパフォーマンス!
間髪いれず、必殺オーティス・レディングの[2]、
そしてインプレッションズ[3]のソウル・ナンバー、
ジョン・パットンの洒落たグルーヴィー・ジャズ・インスト[4]、
アール・キングの[5]、ニュー・オーリンズ産の横ユレゆるゆるグルーヴ。
極めつけは、ジェームス・ブラウン・メドレー[6]。
さらにインストで攻める、駄目押しの[7]。
ここまで正面からJBのファンキー曲をカヴァーできるバンドはいないっすネ。
サム・クックの[8]は、ほんのりとホロリ。魂が入りまくってます。
「♪イファーイ・ゴゥオゥーーーーーゥ♪」
そして、ニュー・オーリンズ産クラシック、ロバート・パーカーの[9]でフィニッシュ。
どうします?このカッコよさ。
これがオリジナル・モッドの必須体験といわれたズートのライヴなのだ。
ズート・マネー&ポール・ウィリアムスのヴォーカルも実にいい感じ。
さらにソロ・スペースもフンダンに用意されて、
バンドもいきいきとプレイしてます。
恐るべしは、このライヴを収めるべく、
隣にあったデッカ・スタジオまで屋根ずたいに
ケーブルをひっぱって録音したとの事・・・ホントご苦労さまです。
当日はフル・ステージを録音したらしいが、
現在では他の曲は残っていないとか、残念。
(残されていればCDのボーナス・トラックに収録されていたかも・・・ネ)
それでもこんな強烈なライヴ・アルバムが残されて
現在、手軽に聴けるだけでもラッキー!
(だからお気に入りのRepertoire)
![]() |
[輸入盤] この名作をデジパック仕様で復刻、ブックレットもいい感じだしRepertoireに感謝。廃盤なんてことになりませんように! >> Amazonで詳細を見る! |
![]() |
[日本盤] MSI仕様の日本盤。 >> Amazonで詳細を見る! |
オンライン中古CDショップ【BEAT-NET RECORDS】
⇒ ZOOT MONEY(ズート・マネー)のページはコチラ
ZOOT! LIVE AT KLOOK'S KLEEK / ZOOT MONEY'S BIG ROLL BAND
![]() |
[1] Chauffeur [2] The One And Only Man [3] I've Been Trying [4] Florence Of Arabia [5] Let The Good Times Roll [6] James Brown Medley (including): I'll Go Crazy Pappa's Got A Brand New Bag Out of Sight I Feel Good [7] Mashed Potato U.S.A. [8] Nothing Can Change This Love [9] Barefootin' |