
オススメ度:★★★★☆
イギリスでは2枚目のオリジナル・アルバムで最初のスタジオ録音盤。
ある意味めちゃくちゃカッコイーのである。
アルバム全体に漂う緊張感は、この時代の同傾向バンドのアルバムと比べても独特だ。
...ただし、いくつかの曲を除いてだが。
さて、その緊張感はあきらかにジェフ・ベックのギターから発せられる。
それはブルースをベースにしてはいるものの他とはあきらかに別物。
オーソドックスなクラプトンよりヤードバーズにはベックがぴったりである。
そしてバックには安定かつフリーキーなリズム隊がさらにベックをあおる。
実はヤードバーズというバンドの実態は、このリズム隊がポイント。
ポール(ベース)が頭脳となってそのサウンドの骨格を形成し、
(ポールはプロデュースに専念し、ベースは他の人が弾いてるってハナシも...)
ジム(ドラム)と共にその独特のサウンドを築いているのである。
[1]はなんてことない曲だが間奏部分を聴けば胸が高鳴る。
この各インスト同士の闘い、これがヤードバーズだ。
[2]は元気いいねぇ。油がのってます。
[3]はベックが歌ってるぞ。ファルセットを交えたり、ケッコーがんばってる。声もひっくりかえる。
間奏後の「Oh, Yeah」がたまらなくいい。
後のソロ・デビューでミッキー・モストとのポップ戦略での歌も実は本人マンザラでもなかったのかも。
[4]で一気にだれるが、[5](ジミー・リードのパクリ)でもちなおす。そして[6]でずっこける。
LPだとB面の[9]は理解不能。[10]はベックのお遊び炸裂。
[11](シド・バレットを思い出します)でまぁ一息も[12]で落とされる。
しかし[13]のスピード感はいつ聴いてもすばらしい。キース・レルフの1番の熱唱だ。
ベックのギターも宇宙をさまよう様。
[14]の前半部はなんかやだなぁ、イントロは突然びっくりさせるし、エンディングはあれれ。
まぁ趣味の問題なんでなんともいえませんが...
となんだか落ち着かないアルバムです。
おいらの持っているCDは[7],[8],[15],[16]がボーナス・トラック。
キースのソロ・シングル[15],[16]はまぁいいとして、
この[7],[8]はあのベックとペイジのツイン・リード・ギターという、
インストに情熱を傾けるヤードバーズ絶頂のラインアップ。
曲は何てことないが、やっぱスゲー音圧!
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[1] Lost Woman [2] Over, Under, Sideways, Down [3] The Nazz Are Blue [4] I Can't Make Your Way [5] Rack My Mind [6] Farewell [7] Hot House Of Omagarashid [8] Jeff's Boogie [9] He's Always There [10] Turn Into Earth [11] What Do You Want [12] Ever Since The World Began BONUS TRACKS: [13] Happenings 10 Years Time Ago [14] Psycho Daisies [15] Mr. Zero (Keith Relf) [16] Knowing (Keith Relf) |




