見事にいいかげんなUS仕様アルバム。
ちょいと苦手サイドな曲多し。
オススメ度:★★★☆
オリジナル・リリース:1966年1月
ジェフ・ベック時代のシングル曲を中心に、
エリック・クラプトン時代のライヴ・アルバム『 FIVE LIVE 』から
4曲だけをセレクトして最後にとっつけた
US仕様らしい超いいかげんな編集盤。
『 FIVE LIVE 』の曲はそちらのアルバムで足りるし、
その他の曲も[1],[2],[4],[5]とおいらにとって苦手タイプの曲が連発。
本来ならあんまりオススメしたくないアルバムである。
・・・が、[3]、[6]がどうにも捨てがたい曲だ。
文句なしのカッコいーアレンジ。
[3]《 I'm A Man 》のオリジナルは、ご存知ボ・ディドリー。
しかしほとんど元曲のおもかげはなく、
ヤードバーズ仕様の仕上がりでなんともカッコよい。
ここでのキース・レルフのヴォーカル&ハープは気合い充分で、
こういったビート・ナンバーでは実に生き生きとしていい感じだ。
チェス・スタジオで録音したのだとか。
一方の[6]《 Train Kept A Rollin' 》では、
キース・レルフのダブル・トラック・ヴォーカルがバラバラすぎて、
ちょいと聴き辛いトコがあるが、
間違いなくブリティッシュ・ビートの中の名カヴァーのひとつですな。
このヴァージョンとサントラ『 BLOW UP 』に収録の《 Stroll On 》は、
タイトルは違いますが実質上は同じ曲。
こちらはジェフ・ベックとジミー・ペイジによるツイン・ギターでちょいとハードな仕上がり。
是非とも聴き比べてもらいたい。
このアルバムの国内盤CDは荒業で、
『 FIVE LIVE 』と重複した[7]〜[10]を大胆にもカット。
オリジナルの曲数より多い大量のボーナス・トラックを詰め込んでます。
超トホホ曲[11]なんてのがあるものの、
キースにしてはなかなかいい感じのスロー・ブルース
[10]《 New York City Blues 》も聴けるし、
未完の曲ですが、[20]もなかなかカッコいー。
[22]も入ってるので、これはなかなか好編集だと思います!
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[1] Mr. You're A Better Man Than I [2] Evil Hearted You [3] I'm A Man [4] Still I'm Sad [5] Heart Full Of Soul [6] Train Kept A Rollin' [7] Smokestack Lightning [8] Respectable [9] I'm A Man [10] Here 'Tis |
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[1] Mr. You're A Better Man Than I [2] Evil Hearted You [3] I'm A Man [4] Still I'm Sad [5] Heart Full Of Soul [6] Train Kept A Rollin' BONUS TRACKS: [7] Heart Full Of Soul (Sitar Version) [8] Steeled Blues [9] Shapes Of Things [10] New York City Blues [11] Questa Volta [12] Paff... Bum (Italian Issue) [13] Paff... Bum (German Issue) [14] What Do You Want [15] Jeff's Blues [16] Someone To Love (Part 1) [17] Someone To Love (Part 2) [18] For RSG [19] Like Jimmy Reed Again [20] Chris' Number [21] Pounds And Stomps [22] Stroll On |
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