オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1973年11月
あの1979年に公開されたモッズ映画「さらば青春の光」の
元となったのが本作、日本名「四重人格」である。
アルバム全体が物語的な構成となっていて、
モッズ少年ジミーのアイデンティティ探しがテーマみたい。
かなりスケールがデカく、構成もドラマティック。
その「四重人格」である4つの性格は、
フーのメンバー4人がそれぞれを歌の中で担当している。
訳詞読みながら、その内容を理解しようとしたのですが、
・・・難しい・・・
先に映画の方を見ているので、そちらをイメージしてしまうが、
このアルバムで展開されているハナシはなにやら文学的だ。
ピートがモッズであろうとしてた事に違和感を感じていたのでは?
とも伺える内容に思えるけど・・・
とにかくこのブックレットに興奮したな。
カスタマイズされたヴェスパGSにまたがるモロにモッズな主人公の
ストーリーをイメージした豪華な写真が全44ページ。
もう何度見たことか・・・
ちょっと映画のジミーに比べるとダサいけど、
このイギリスの雰囲気丸出しの写真がとにかく素晴らしい。
そしてピートの見事に若者の心情をとらえた脚本。
サウンドと同時にピートに頭の中では、
映像も出来上がっていたんですね。
サウンドの方もやや大袈裟な気がしないでもないが、
ダイナミックなフーが帰ってきた。
とにかく[2]のイントロなんか文句無しカッコいー。
ベストはSIDE 1[4]《 Cut My Hair 》かな。
ちょっとおセンチなメロディーにその歌詞もいい。
まぁボリュームたっぷりの大作。
ブックレット片手にご鑑賞あれ!
ちなみに映画のサントラ版『さらば青春の光』の方の
収録曲とは何曲か異なっています。
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QUADROPHENIA / THE WHO
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SIDE 1: [1] I Am The Sea [2] The Real Me [3] Quadrophenia [4] Cut My Hair [5] The Punk Meets The Godfather SIDE 2: [1] I'm One [2] The Dirty Job [3] Helpless Dancer [4] Is It In My Head [5] I've Had Enough SIDE 3: [1] 5:15 [2] Sea And Sand [3] Drowned [4] Bell Boy SIDE 4: [1] Docotr Jimmy [2] The Rock [3] Love, Reign O'er Me |