LIVE AT LEEDS / THE WHO
ライヴ・アット・リーズ / ザ・フー

オススメ度：★★★★

フーのハードな面が出たのが初のライヴ盤でもある本作だ。
もうここでの演奏はすごいし、すさまじいライヴであったことは容易に想像できる。。
キースのドラムはもちろんドカドカといつものペースで、
ジョンのベースはブイブイと歪んでうなりまくり、
ピートのギターはドライヴしまくる。
きっと、ロジャーはマイクをブンブンと振り回してたことだろう。

しかし、よく聴くと複雑な構成、アレンジ。
かなり練り込まれているのがフーらしい。
[13]なんて、そう簡単には終わらない。
どこまでも深いヤツラである。

最初のバージョンでは、曲数が少なく[5],[6],[11],[12],[13],[14]だけでよりハードな面が強調されていたが、
これはTOMMYの成功による反動だろうか。
再発されて曲数が一気に増えてから、バランス良く楽しめるようになった。音もいいしね。
(TOMMYの曲はほとんど省かれたが...)
ヒット曲も増えたし、ブックレットも充実してるしね。
どうせなら２枚組みにして、完全版にしてくれてもよかったのに。


...と思ってたら、本当に出た。何枚買わせるんだ！？

「TOMMY」の曲をDISC 2にして２枚組。
しかしこれが１ステージの内容だと考えるとすさまじいパワー。

まぁうれしい完全版だが、出たと思ったら、また次曲増えて...なんて、
もうちょっと計画性もってＣＤ化してくれないと、ちょっと不親切。
商売もほどほどに。

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