オススメ度:★★☆
パブ・ロックの盛り上がりも冷めかけた1975年頃の代表的なパブロック・アーティストのオムニバス。
各メンバーそれぞれすばらしいキャリアの持ち主だ。
しかし、ここでの収録曲は今一歩のものが多いので注意!
タイトルまでさえない。
[1]〜[5]はダックス・デラックス。
[1],[2]の発表は「Light Up The Dynamite」として。
[3]〜[5]はその彼らの解散ライヴで、リー・ブリロー、ニック・ロウなどが参加している。
[6]はそのニック・ロウの初期作品。ニック・ロウといえばロックパイルが最高。
ここでの曲はまぁまぁてなところ。
[7]のダス・ルフトヴァフェゲシェフトはダックス・デラックス解散後のシーン・タイラが結成したバンド。
発表は[1],[2]と同じ「Light Up The Dynamite」からのナンバーである。
[8]〜[13]はパイレーツの熱狂ライヴ。
へビィーかつソリッドな音で攻めまくられる。
このスピード感はさすがです。
[14]〜[17]の4曲はウイルコがルー・ルイスと組んでいた頃のライヴ。
発表はEP「BOTTLE UP & GO」として。
悪くないんだけど、なんかもうひとつという感じがする。爆発度にかけるのだ。正直、ちょっとがっかり。
「THE LONDON R&B SESSIONS」でのルーとウイルコを足した感じを想像、期待していたが、うーん。
なぜだ。ちょっとお互い意識しすぎたか?しかしまた、ルー・ルイスと組んでほしいです。
最後の[18]からはミック・グリーン名義での作品。
打ち込みのリズムに合わせてエッと思うような(悪い意味での)音の連続。
パイレーツを期待して聴くとおもいきりはずすので注意。
HEROES OF PUB ROCK / VARIOUS ARTIST
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[1] Something Going On / DUCKS DELUXE [2] Amsterdam Dog / DUCKS DELUXE [3] Route 66 / DUCKS DELUXE [4] Little Queenie / DUCKS DELUXE [5] Going Down The Road / DUCKS DELUXE [6] TruthDrug / NICK LOWE [7] On The Street / DAS LUFTWAFFGESCHAFT [8] I Can Tell / THE PIRATES [9] Gibson, Martin, Fender / THE PIRATES [10] Shakin' All Over / THE PIRATES [11] You Don't Own Me / THE PIRATES [12] Lonesome Train / THE PIRATES [13] Talking About You / THE PIRATES [14] Caravan Man / WILKO JOHNSON AND LEW LEWIS BAND [15] Bottle Up And Go / WILKO JOHNSON AND LEW LEWIS BAND [16] I Wanna Be Your Lover / WILKO JOHNSON AND LEW LEWIS BAND [17] Looked Out My Window / WILKO JOHNSON AND LEW LEWIS BAND [18] Painkiller / MICK GREEN [19] Burning Rubber / MICK GREEN [20] Dead City / MICK GREEN [21] Chicken / MICK GREEN [22] Make It Easy / MICK GREEN |