
オススメ度:★★★☆
「 CONCERT FOR THE PEOPLE OF KAMPUCHEA 」と書くとなんだかよくわからないけれど、
1979年12月26〜29日にロンドンのハマースミス・オデオンで開催された、
あのビートルズのポールと国連事務局長なる人の提唱による
「カンボジア難民救済コンサート」のオムニバス盤である。
いまだ未CD化で、おいらのは2枚組のアナログ・アルバム。
なんといっても注目はその収録アーティストで、
60年代ロックの生き残り組とパブ・ロッカーが中心。
その中でもおいらの最大の関心はロックパイル。
ロックパイル名義ではアルバムが1枚しかないからたった2曲だけど超重宝しちゃうね。
このライヴでのラフな感じは、ほんとカッコイー。
ロバート・プラントは(嫌いじゃないけど)邪魔だなぁ、トチッてるし...
でも、ギターのカラミがやけにカッコイーからいいか。
その唯一のアルバム「 SECONDS OF PLEASURE 」のヴォーナス・トラックに、
SIDE TWO[5]が収録されたけれど、ロックパイル単独でのまとまったライヴを出してほしんもんだ。
アーティスト毎の収録曲数は、当時の人気の度合かねぇ。
いきなりフーがSIDE ONE全面を使って4曲も収録。
キース・ムーンはいないけれど、なかなかパワフルでいい演奏だ。
プリテンダーズがなんと3曲も収録されてる。
SIDE FOURがポールの一人舞台なのはまぁ仕方ないでしょうが、
やけにポールの声がガラガラだし、やけにタメて歌うなぁ。
それにしてもオールスターで「 Let It Be 」はやめてほしかった...
この中でイチバンの貫禄のプレイは、実はイアン・デューリーだと思うな。
異様なパワーがプンプンしてる。1曲だけというのはなんとももったいない。
ところでもうこのライヴ映像は放送してくれないんだろうか?
NHK?
CONCERTS FOR THE PEOPLE OF KAMPUCHEA / VARIOUS ARTIST
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SIDE ONE: [1] Baba O'Riley / The Who [2] Sister Disco / The Who [3] Behind Blue Eyes / The Who [4] See Me, Feel Me / The Who SIDE TWO: [1] The Wait / Pretenders [2] Precious / Pretenders [3] Tatooed Love Boys / Pretenders [4] The Imposter / Elvis Costello & The Attractions [5] Crawking From The Wreckage / Rockpile [6] Little Sister / Rockpile With Robert Plant SIDE THREE: [1] Now I'm Here / Queen [2] Armagideon Time / The Clash [3] Hit Me With Your Rhythm Stick / Ian Dury & The Blockheads [4] Monkey Man / The Specials SIDE FOUR: [1] Got To Get You Into My Life / Paul McCartney & Wings [2] Every Night / Paul McCartney & Wings [3] Coming Up / Paul McCartney & Wings [4] Lucille / Rockestra [5] Let It Be / Rockestra [6] Rockestra Theme / Rockestra |