
オススメ度:★★★★
すでにバンドとしては機能していなかったであろうセカンド・アルバム。
「もうゼムではなく、スタジオ・ミュージシャンとはやりたくない」
と言い残し、ヴァンは去っていったそうな・・・
そのため、もともとオリジナル・アルバムとして制作されたというよりは、
適当にある曲を寄せ集めたらしい。
しかし、なんとも聴き応えのあるアルバムが出来たのだ。
カバー曲も多数含むが、なぜか他人の曲とは感じさせない統一感。
ヴァン・モリソンがヴォーカルをとるだけで、この雰囲気になる。
ディラン作[10]でさえそうだ。
その代わり「ゼム=ヴァン・モリソン」と感じちゃうのも正直なところ。
・・・というか、ゼムのメンバーってベースのアラン以外、他が誰だかよーわからない。
ネチっこい(が、カッコイー)[1]からヴァン節が炸裂。
[3]はアニマルズみたいな曲調だなぁ。時々エリック・バードンが歌ってるようにも聴こえる。
エリック・バードンとヴァン・モリソンは背の高さといい、頑固そうな性格といい、
なんだかイメージがソックリだ。
前作に比べて[2],[4],[8],[9],[11],[13]などファンキーな曲が多くなった。
[6]はゼムの中では異質な感触のするハード・ドライヴなガレージ・サウンド。
[16]もアップテンポのビート・ナンバーとノリのいい曲が大半を占める。
ホント、ヴァンのヴォーカルってパワフルだよなぁ・・・
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THEM AGAIN / THE THEM
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[1] Could You Would You [2] Something You Got [3] Call My Name [4] Turn On Your Love Light [5] I Put A Spell On You [6] I Can Only Give You Everything [7] My Lonely Sad Eyes [8] I Got A Woman [9] Out Of Sight [10] It's All Over Now, Baby Blue [11] Bad Or Good [12] How Long Baby [13] Hello Josephine [14] Don't You Know [15] Hey Girl [16] Bring 'em On In BONUS TRACK: [17] One More Time (U.S. Version) |