オススメ度:★★★★☆
これはミケランジェロ・アントニオーニの映画「欲望」のサウンド・トラック。
どうして「 BLOW-UP 」が「欲望」となってしまうのか、理解不能だが、
映画の方もイマイチ理解不能。
雰囲気はいいし、それなりにおもしろいと思うが、
内容はアントニオーニの愛の不毛ってやつですか?
いまひとつよーわからんです。
しかし、映画途中のヤードバーズのクラブでのヘンテコ演奏シーン。
キース・レルフ、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、
ジム・マッカーティ、そしてクリス・ドレヤの動く姿が感動なのだ。
ギターをブッ壊すベックのイモ演技は笑えるぜぃ。
(やっぱり当初の予定、フーにやらせた方がサマになった?)
ところでこのアルバム。
サントラらしく、ほとんどの曲が短くさらっとまとまっていて、小粋なリフのオン・パレード。
あのマイルス・デイヴィスのバンドにも参加したジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの
なかなか洒落たアレンジで、グルーヴィーな1枚なのだ。
ジャズともいえず、ロックともいえない、なんともいえない微妙な感覚がお見事。
インストだけれど一気に聴けてしまう。
ヤードバーズの演奏は[7]のタダ1曲のみ。
しかし、なんてったって名演「Stroll On」が入ってるからね。
この曲、「Train Kept A Rollin'」の替え歌なんだけど、演奏はえげつない。
ハチャメチャにプレイしてますなぁ。
やっぱベックとペイジのツイン・リード・ギターは要注目!
残念ながら、キース・レルフの出る幕はなしっす。
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BLOW-UP / SOUND TRACK
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[1] Main Title "Blow Up" / HERBIE HANCOCK [2] Verushka (Part i) / HERBIE HANCOCK [3] Verushka (Part ii) / HERBIE HANCOCK [4] The Naked Camera / HERBIE HANCOCK [5] Bring Down The Birds / HERBIE HANCOCK [6] Jane's Theme / HERBIE HANCOCK [7] Stroll On / THE YARDBIRDS [8] The Thief / HERBIE HANCOCK [9] The Kiss / HERBIE HANCOCK [10] Curiosity / HERBIE HANCOCK [11] Thomas Studies Photos / HERBIE HANCOCK [12] The Bed / HERBIE HANCOCK [13] End Title "Blow Up" / HERBIE HANCOCK BONUS TRACKS: [14] Am I Glad To See You / TOMORROW [15] Blow-up / TOMORROW |