文句無しにカッコイー、オルガン・モッズ・ビート。
ジャジーで、クール&グルーヴィーなサウンドは超S(Special)級!
オススメ度:★★★★★
オリジナル・リリース:1967年
コレやばいです!
いやぁホントにカッコよすぎです!!
もう、文句無しの大大大大大オススメ盤!!!
こういうサウンドを「クール&グルーヴィー」というのでしょう。
初っ端[1]のイントロからスゥインギーでジャズ香るビートに
ハモンド・オルガンがグルーヴィーなフレーズをキメます。
こういう隠れバンドがいるから
60年代ブリティッシュ・ビート・バンド探しはやめられません。
さてさて、このアルバム『 SMILE! 』は
レモ・フォーがドイツのスター・クラブ・レーベルから1967年に発売した唯一のもの。
数あるモッズ系のビート・アルバムの中でも最高峰の1枚っす!
ちなみにビーチボーイズのあの幻のアルバムと同タイトルだけれど
中身は(当然ですけど)全然別物。
甘すぎず、辛すぎず、白すぎず、黒すぎず、明るすぎず、暗すぎず、
ジャジーでクールなリズム隊に、やはりジャジーなフレーズで彩るギター。
グルーヴするオルガンにほどよくソウルフルなヴォーカル。
そのサウンドの感触は、とてもリヴァプール出身バンドとは思えません。
収録曲はすべてジャズやR&B系のカバー曲ですが、
どこから聴いても絶品のモッズ・ビートでシビレさせてくれます。
[3]はチャック・ベリー曲ですが、
ここまでモッド・センスでクールにキメるバンドを知りません。
このアルバム発売前までは、
多くのシンガーのバック・バンドとして活動していたレモ・フォーですが、
そこで聴けたのは実力派ながらもポップで甘いマージー系のサウンド。
このハイセンスは元々秘めていたものの発揮できる場が無かったのか、
もしくはハンブルグのクラブで鍛えられたものなのか。
それにしても毎夜こんな粋なサウンドで、
ジャーマン・モッズを躍らせてたんでしょうか!?
編集盤「NOWHERE MEN 4」で聴ける同時期と思われる音源では、
スモール・フェイシズのカバー「Watcha Gonna Do About It」やってたりして、
かなりパワフルで熱いライヴだった様子。
うーん、叶うものなら実際に体験してみたいものです。
ちなみにボーナス・トラックに収録されている[10]のPeter Gunは
パイから出された同曲とは別テイクだったりします。。
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SMILE! / THE REMO FOUR [1] Heart Beat [2] The Skate [3] No Money Down [4] Rock Candy [5] The 7th Son [6] Roadrunner [7] Brother Where Are You [8] Jive Samba [9] Nothin's Too Good For My Baby ADDITIONAL TRACKS: [10] Peter Gunn [11] Mickey's Monkey [12] Live Like A Lady [13] Sing Hallelujah [14] Dancing And Singing [15] Sing Hallelujah (Alternate Take) [16] Live Like A Lady (Alternate Take) [17] Live Like A Lady (Instrunmental Version) |
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