THE WILDERNESS YEARS / NICK LOWE
ワイルダーネス・イヤーズ / ニック・ロウ

ニック・ロウがソロ・アルバム発売前に残した曲を集めた編集盤。
これがまた何気に楽しいアルバムなのだ。

オススメ度：★★★★☆
オリジナル・リリース：1990年

このアルバムはニック・ロウが
ソロ名義でのファースト・アルバム『 JESUS OF COOL 』発売前の
1974年から77年の間に残されたシングルやら未発表曲やらを集めた編集盤。

これがまたなかなかにおもしろい曲が満載で、
ニック・ロウのアルバムの中で
これが一番好きという人もきっと多いだろうな。

ルーガレイターのダニー・アドラーのギターが
やたらとカッコイー[1]からスタート。
ドクター・フィールグッド用に書かれた曲だとか。
(採用されなかったが・・・)
あのロックパイルの名作アルバム『 SECONDS OF PLEASURE 』にも収録されてるが、
こちらの方がカッコよしなのだ。

そのロックパイルのアルバムでは
軽快なモータウン・ビート調だった[17]がレゲエ・バージョンで収録。

デイヴ・エドマンズとのお遊びユニット、ディスコ・ブラザースの[2]や
同セッションで録音されたウイルコ・ジョンソンの曲[16]。

さらにお遊び全開！
ベイ・シティ・ローラーズ賛歌[4],[5],[6]。

・・・とまぁ聴き所がたくさん。
曲もコンパクトでメロディーも軽快だし
ちょっぴりパンクなところもチラリと。
遊び心もフンダンに入ってサエまくってます。

インストの[12]なんて、ベースでメロディーをブイブイいわせちゃって
なんだかスゴいぜ！

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