必殺《 You Really Got Me 》収録の記念すべきファースト・アルバム。
ガレージでパンキッシュで哀愁があるのだ!
オススメ度:★★★★★
オリジナル・リリース:1964年10月
キンクス・ファンにはあまり相手にされない若さあふれるファースト・アルバム。
しかしおいらはビート全開のこいつが大好き!
このドタバタ感、ガチャガチャ感がなんてったって最高。
どう聴いてもカッコいーアルバムである。
まずはデイヴィス・ブラザーズの鼻声に合わせてシェイク、シェイクするのがベスト。
とにかくせっかちにガンガンとくるのだ。
なんてったって、兄レイは20才、弟デイヴは16才なのだ、若い!
レイ・デイヴィスのヴォーカルは初めから
ブラック・フィーリングなど無視してマイ・ペース。
ブルース・ハープだってテクはないものの勢い一発、
明快なフレーズで実に曲調にマッチ、ガンガンと腰にきます。
デイヴ・デイヴィスだって負けていない。
ギターはジャキジャキと猛烈に突っ走り、
ヴォーカルだって[1],[4],[6],[12]とがんばってます。
ピート・クエイフはベースをブイブイとうならせ、
ミック・エイボリーはドラムとドカドカと突っ走らせる。
あまりにもカッコよすぎる究極のビート・ナンバー[7]《 You Really Got Me 》を聴け!
黒いだの何だの言う前に、既にこのオリジナリティ、さすが天才レイなのだ。
さらにデイヴのギターも天才というにふさわしい爆発力で、
見事にこの曲が芸術的なまでのロック大定番ナンバーとなってしまった。
やはりビックリ仰天、レイは20才、デイヴは16才!
さらにレイ・デイヴィス、曲作りまで天才ぶりを発揮!
前出の[7]はもちろん[3],[13]などでは、哀愁たっぷりのオリジナル・ナンバーを用意。
もぅ、たまんないッス。
ラストの[14]は、スリム・ハーポのR&Bカバー。
信じられないくらいのカッコよさ。
もぅ、たまんないッス。
ビートでガレージでパンキッシュで哀愁があるのだ!
いやぁホントにスゲー、またこんなアルバム作ってほしいッス。
ちなみにプロデュースは後にフーのファーストも手がけるシェル・タルミー。
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[1] Beautiful Delilah [2] So Mystifying [3] Just Can't Go To Sleep [4] Long Tall Shorty [5] I Took My Baby Home [6] I'm A Lover Not A Fighter [7] You Really Got Me [8] Cadillac [9] Bald Headed Woman [10] Revenge [11] Too Much Monkey Business [12] I've Been Driving On Bald Mountain [13] Stop Your Sobbing [14] Got Love If You Want It BONUS TRACKS: [15] Long Tall Sally [16] You Still Want Me [17] You Do Something To Me [18] It's Alright [19] All Day And All Of The Night [20] I Gotta Move [21] Louie, Louie [22] I Gotta Go Now [23] Things Are Getting Better [24] I've Got That Feeling [25] Too Much Monkey Business (Alterante Unreleased Take) [26] I Don't Need You Any More (Previously Unreleased Track) CREDIT: Produced by Shel Talmy Ray Davies: Vocals, Guitar Dave Davies: Vocals, Guitar Pete Quaife: Bass, Backing Vocals Mick Avory: Drums |
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