ビート・ナンバーが減り、フォーキーな曲が多くなったアルバム。
元々はトータル・アルバムとして製作されていたとか。
オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1966年10月
ジャケットがなんともいえない雰囲気がいい感じですが、
このアルバムから一気にビート・ナンバーが減っちゃいました。
そのかわりにフォーク調の曲が増え、サイケな匂いもほんのりと漂います。
そしてレイの詞の内容が、変化(してるらしい・・・)。
思わず、クスッとなるような感じは英語が母国語でないおいらにはよく伝わらないが、
訳詞を読むとなかなかおもしろい。
しかし、細かいニュアンスがわからない為ちょっとくやしい。
電話のベルが入る[1]、雷が入る[6]、波の音で始まる[8]などの
効果音が挿入されてますが、
元々はトータル・アルバム的なものとして、
全体的につながりのあるものを目指していたんだとか。
しかし先にシングルとして出した[13]が全英No1とヒットしちゃったんで、
おウエから発売をせかされて、残念ながら未完。
そのせいかどうかは知らないけれどサウンドは荒っぽい。
・・・が、そこはキンクス、いい曲が散らばっているのだ。
[4]とか[9]とか[14]とか地味目だけど好きだなぁ。
いい曲はやっぱりみんなカバーしたいもの。
[3](これはイマイチ?)はハーマンズ・ハーミッツ。
[7](これはヤラセられたとか?)はプリティ・シングスなど、
同世代のバンドからカバーされていて[3]はヒットしたとか。
キンクス自身も前述のとおり[13]でヒットさせているが、
この辺りが人気のピークかも。
ところでボーナス・トラックに入ってる[15]《 I'm Not Like Everybody Else 》が、
IBMのCMに使われてましたね。
「僕はウヌボレ屋」という邦題のスゴイが、
デイヴのナンバーをセレクトするIBMもタダモノではないと思う。
そのデイヴが歌う[20]がこれまで未発表曲だったものの、
なかなかの曲っす。
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[1] Party Line [2] Rosy Won't You Please Come Home [3] Dandy [4] Too Much On My Mind [5] Session Man [6] Rainy Day In June [7] House In The Country [8] Holiday In Waikiki [9] Most Exclusive Residence For Sale [10] Fancy [11] Little Miss Queen Of Darkness [12] You're Lookin' Fine [13] Sunny Afternoon [14] I'll Remember BONUS TRACKS: [15] I'm Not Like Everybody Else [16] Dead End Street [17] Big Black Smoke [18] Mister Pleasant [19] This Is Where I Belong [20] Mr. Reporter (Previously Unreleased EP Track) [21] Little Woman (Previously Unreleased Backing Track) CREDIT: Produced by Shel Talmy Ray Davies: Vocals, Guitar Dave Davies: Vocals, Guitar Pete Quaife: Bass, Backing Vocals Mick Avory: Drums |
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