ロックンロールする唯一のパンク・アルバム。
カッコよすぎ!
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1977年
ハートブレイカーズは驚異的だ!
ある意味ひとつの音楽ジャンルを確立したバンドである。
マイナス要素をすべてプラスに変えてしまうのだから・・・
(この辺りのコンセプトはオリジナル・メンバーのリチャード・ヘルも絡んでいるが、
バン・マス争いに敗れ脱退。)
タイトルの「L.A.M.F」とはLike A Mother Fuckerの略。お下品な方々です。
しかしパンクの元祖として、
シンプルかつラフながらも味わい深い唯一のスタジオ作品がこれなのだ。
メンバーの演奏力に反して、あふれるアイデアがドドンと詰め込まれている。
やっぱメンバーみんなの土台がしっかりしてるんだね。
特にジェリー・ノーランの多彩なリズム感覚はこのテの他のバンドとは格が違う。
この「The Lost '77 mixes」は、スピーディー・キーンのプロデュースが気に入らず、
メンバーがミックスし直したあげくに、
モコモコ・サウンドとなっちゃったオリジナルとは異なり、
マスター・テープから新たに選び直したものとの事。
できればオリジナル音源で収録して
さらにボーナス・トラックなりで、
新しいテイクなんかを追加してくれた方がよかったかな。
でもバンドの勢いはそのままだと思うし、この音の塊は圧巻だ。
オリジナルで固めた曲が意外(?)と完成度が高いし、
キャッチーなリフに、覚えやすいメロ。(この辺りはギターのウォルター・ルーアの貢献か。)
下手ながらも勢いのある演奏。なんともカッコよろし。
このアルバムとライヴ・ツアーによりイギリスではパンクの師匠として、
人気を絶対的なものに。
ピストルズの連中らのように子分になるもの多し。
なにしろルックスも含めてカッコイーからね。
このアルバムのオリジナルのミックスが気に入らず、
後にヴォーカルやギターをオーバーダビングして、
ジョニーサンダース自身がリミックスしたバージョン
「L.A.M.F. - REVISITED 」もあります。
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[1] Born To Lose [2] Baby Talk [3] All By Myself [4] I Wanna Be Loved [5] It's Not Enough [6] Chinese Rocks [7] Get Off The Phone [8] Pirate Love [9] One Track Mind [10] I Love You [11] Going Steady [12] Let Go |
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BONUS 8cm CD: [1] Can't Keep My Eyes On You [2] Do You Love Me |
◆CREDIT
Produced by Speedy Keen & Daniel Secunda
Johnny Thunders: Lead Guitar, Vocals
Walter Lure: Lead Guitar, Vocals
Billy Rath: Bass Guitar
Jerry Nolan: Drums
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