1曲目、キリング・フロアのぶっ飛びサウンドにKO必至!
本家シカゴ・ブルースのバンド・サウンドの恐ろしさ全開。
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1966年
1966年に発売されたハウリン・ウルフの3枚目のアルバムだけれど、
実際は1956年から1965年の間に録音された曲を集めた編集盤。
タイトルが『 THE REAL FOLK BLUES 』なんで、
「 FOLK = ACOUSTIC 」なんて勝手にイメージしちゃたのだけれど、
その中身はかなり濃いこのジャケットとおりの頑固ジーサン、
ハウリン・ウルフの凶暴バンド・サウンドが爆裂のアルバムなのである。
CDが始まったとたん、いきなり1曲目の[1]《 Killing Floor 》がとんでもない。
この曲のギター・クレジットがヒューバート・サムリンとバディー・ガイという
ツイン・ギターがとてつもなくヤバイのだ。
さらにクレジットではベースもツイン・ベース。
おなじみウィリー・ディクソンのウッド・ベースにアンドリュー・マクモーハン(?)のEベース。
。。。聴く前にすでにヤバヤバな雰囲気ムンムン。。。
。。。で、とにかくまずは聴いてみるべし。
やけにカッコいー切れ味満点でファンキーなヒューバートのギター・イントロで始まると、
超絶グルーヴィーなサウンドで12小節を気持ちよく1週。
。。。と、そこに、狼のダミ声が炸裂。
「ひょー!カッチョえー!」である。
子分であるギターのヒューバートも大活躍。
1分44秒で聴けるようなスペーシーな上昇フレーズがやけにクセになります
この曲の録音が1964年だから、あのローリング・ストーンズがデヴューした年には、
本家シカゴではすでに、こんな凶暴なバンド・サウンドをプレイしていたのだ。
この時、既に狼ジーサンのハウリン・ウルフは54歳。
「ひょーえー!」。。。
これを聴いた後では、ストーンズのファーストが実にかわいくキュートに聴こえます。
。。。といって凶暴サウンド一辺倒じゃないんで要注意。
[8]《 Three Hundred pounds Of Joy 》なんて、ちょっとコミカルな味のあるファンキー・ナンバーも、
これがまたイケますなのだ。
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THE REAL FOLK BLUES / HOWLIN' WOLF
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[1] Killing Floor [2] Louise [3] Poor Boy [4] Sitting On Top Of The World [5] Nature [6] My Country Sugar Mama (a.k.a Sugar Mama) [7] Tail Dragger [8] Three Hundred Pounds Of Joy [9] Natchez Burning [10] Built For Comfort [11] Ooh Baby, Hold Me [12] Tell Me What I've Done |