全編ボ・ディドリーをカバー。
出てくるのはもちろんボ・グルーヴ!
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1991年
ビリー・チャイルディッシュは、
ボ・ディドリーの血を輸血でもしてもらったのだろうか。
半分くらいは同じ血が流れているとしか思えない。
ヘッドコーツのサウンドがボ・ディドリーから影響を受けている
というのは当然としても、
ビリー・チャイルディッシュの場合、
意識してボ・ディドリーの真似ごとをしなくても、
結果的には似たようなグルーヴが渦巻いてしまうのだ。
そもそもボ・ディドリー自身もビリー・チャイルディッシュと同じく、
サウンド・クリエイター以外にも多彩な才能の持ち主。
ギターを自作なんぞしたり
ジャケット写真を自分でプロデュースして撮ったり
自身でスタジオを持ってレコーディングしたり。
さらには相棒に女性ギターリストを加えるなども、
ヘッドコーツとヘッドコーティーズの関連に近いような気がしないでもない。
そんなヘッドコーツがボ・ディドリーの曲を全編でカバー。
「LIVE IN MONO」とありMCらしきものはあるが、
歓声などは聴こえない(時折り変な声が聴こえるが)ので、
自宅ガレージ(キッチン?)で身内だけで録音したものなんでしょうか?
きっと一発録りで、演奏は荒く録音はチープなものの、
まぁそれはいつもの事。
(もうちょっと音が良くてもいいと思うが・・・)
キモチいービートが全編で爆裂するのも、いつも通り。
ボ・ディドリーと同類の人がボ・ディドリーをカバーしたら、
やっぱり出てきたのはボ・グルーヴでした。
耳馴染んだ曲に耳馴染んだグルーヴ!
60年代ブリティッシュ・ビート・ファンがヘッドコーツを聴く
はじめのアルバムとしてオススメです。
それにしても、マジでこれが90年代のサウンドですか?
うー、カッコイーですな。
|
[輸入盤] 音はチープですがカッコイー。 >> Amazonで詳細を見る! |
オンライン中古CDショップ【BEAT-NET RECORDS】
⇒ THEE HEADCOATS(ヘッドコーツ)のページはコチラ
|
[1] Road Runner Intro [2] Crackin' Up [3] Can't Judge A Book [4] Who Do You Love [5] Greatest Lover In The World [6] Diddy Wah Diddy [7] One Ugly Child [8] Keep Your Big Mouth Shut [9] I Can Tell [10] She's Fine, She's Mine [11] Dearest Darlin' [12] Before You Accuse Me [13] Road Runner |
ヘッドコーツ・ガイド(THEE HEADCOATS)のトップ
BEAT-NET 60年代ブリティッシュ・ビート〜パブロック アルバム・ガイドのトップ