あらゆるパターンのロック、ポップスのネタ辞典。
しかしビートルズ・サウンドは未収録!?
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1968年11月
1968年に発売されたビートルズの『 THE BEATLES 』というタイトルのアルバム。
バンド名だかアルバム名だか、まぎらわしいんで、
その真っ白なジャケットから「ホワイト・アルバム」と呼ばれているものだ。
レコードでは(CDでも)2枚組み全30曲の大ボリュームで、
ロック/ポップスのアイデアが満載の音楽ネタ辞典である。
しかしなぜか、あらゆるパターンのロック、ポップスのネタが収録されているが、
ビートルズ・サウンドは未収録。
なにが言いたいかっていうと、
このアルバム以前で聴かせてくれていたビートルズらしいサウンドが、
この辞典では収録されていないのだ。
ジョンっぽい曲やポールっぽい曲、ジョージの曲、リンゴの曲まであるが、
ビートルズっぽい曲が無いのである。
よく知られているように、8トラックの導入によって、
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴが揃って演奏する必要がなくなり、
各自勝手気ままに曲つくりからレコーディングまでしたものを
寄せ集めたアルバムというだけあり、
4人による曲の化学反応が薄くなってしまった印象。
もちろんそんなレコーディングではリンゴは暇になってしまい、
いじけて一時的にビートルズ脱退なんてコトにもなってしまったり・・・
じゃぁ、つまらんアルバムかと言われると、
おもしろいアルバムである。
???
ただ各曲がビートルズっぽく無いというだけの話だ。
まぁ逆に言えば、そういうコトをやってしまうのも
ジャケットやアルバム・タイトルも含めて、
ビートルズらしい・・・といえばビートルズらしいけれど。
個人的にこりゃ絶品という曲は無いけれど、
好きな曲がポロポロとある。
というかイマイチ好きになれない曲を数えた方が早いかも。
たとえばDISC2[12]は理解不能。
イチオシはDISC2[4]かな。
ファンキー&コミカルな曲でビートも強烈!
ジョージのDISC1[12]も
さりげなくいい曲ですね。
・・・というコトでなんだかんだで好きなアルバムなのだ。
|
[国内盤] 国内盤はこちら! >> Amazonで詳細を見る! |
|
[輸入盤] 輸入盤はこちら! >> Amazonで詳細を見る! |
オンライン中古CDショップ【BEAT-NET RECORDS】
⇒ THE BEATLES(ザ・ビートルズ)のページはコチラ
|
DISC 1: [1] Back In The U.S.S.R. [2] Dear Prudence [3] Glass Onion [4] Ob-La-Di, Ob-La-Da [5] Wild Honey Pie [6] The Continuing Story Of Bungalow Bill [7] While My Guitar Gently Weeps [8] Happiness Is A Warm Gun [9] Martha My Dear [10] I'm So Tired [11] Blackbird [12] Piggies [13] Rocky Raccoon [14] Don't Pass Me By [15] Why Don't We Do It In The Road? [16] I Will [17] Julia DISC 2: [1] Birthday [2] Yer Blues [3] Mother Nature's Son [4] Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey [5] Sexy Sadie [6] Helter Skelter [7] Long, Long, Long [8] Revolution 1 [9] Honey Pie [10] Savoy Truffle [11] Cry Baby Cry [12] Revolution 9 [13] Good Night |
ザ・ビートルズ(THE BEATLES)のトップ
BEAT-NET 60年代ブリティッシュ・ビート〜パブロック アルバム・ガイドのトップ