デヴュー直後のハンブルグでのライヴ。
音は悪いが、ここで聴けるビートルズのライヴはものすごい!
オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1977年
ビートルズが《 Love Me Do 》でデヴュー直後の1962年12月に
ドイツのハンブルグ、スタークラブで行なわれたライヴ・アルバム。
そしてリンゴが参加した初めてのライヴである。
当日はトニー・シェリダンのバックでプレイした後に、
ビートルズが単独のステージがおこなわれたのだとか。
ジョージ・マックィンドという写真家が
個人所有のオープン・リール・テープで録音したもので、
歴史的な音源ということもあり音はモコモコ・・・なもので、
ビートルズ入門者にはススメませんが、
ビートルズの中級者、特にビートルズはライヴがイマイチなんて
思っている方には、一度は聴いていただきたいアルバムです。
あの日本武道館でのイメージから
ビートルズのライヴがイマイチなんていう
印象があるのかと思うのだけど。
なぜ数多くのクラブ・バンドの中から、
ビートルズが抜け出してきたのか。
残念ながらそれを現場で体感することはできませんが、
その雰囲気なら実感できます。
ジョンやポールのヴォーカルはさすがに凄いものがあるが、
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ、
それぞれの演奏テクニックは並みレベル。
だけど、4人が一体となった時の圧倒的な勢いが凄い!
極みはポールの「アイマロォーーーラナハニィッ!」の後に続く
超大定番曲[8]《 Twist & Shout 》。
何の小細工も無いのにその迫力、パワー、勢い、熱さ、
これに驚異のジョン絶叫ヴォーカル、
それに応えるポール&ジョージのコーラス。
こんな凄まじいライヴを毎晩繰り広げていただけに
評判が評判を呼んでメキメキと頭角をあらわしてきたわけだ。
さらに[4]《 Hippy Hippy Shake 》では
オリジナル・アルバムでは聴けない重いビートが聴けるし、
[12]《 Hully Gully 》ではモッドなビートルズ、
クールなポールのヴォーカルが味わえたりも。
(注:追記)ビートルズの演奏ではないという説が有力とのご指摘をいただきました。
(注:追記)クリフ・ベネット&レベル・ラウザーズのプレイというハナシもあり。
それにしても当時のスタークラブの客の大半は、
音楽ファンというより夜の街をさまよう人々だったんですよね。
そこから噂が噂を呼び、世界中を惹きつけていった
ビートルズの凄まじさを想像するだけでも恐るべしです。
ライヴ・バンド、ビートルズを味わってほしい。
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[1] Intro [2] I Saw Her Standing There [3] Roll Over Beethoven [4] Hippy Hippy Shake [5] Sweet Little Sixteen [6] Lend Me Your Comb [7] Your Feets Too Big [8] Twist & Shout [9] Mr. Moonlight [10] A Taste Of Honey [11] Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey [12] Hully Gully [13] Ask Me Why [14] Red Sails In The Sunset [15] Everybody's Trying To Be My Baby [16] Matchbox [17] I'm Talking About You [18] Shimmy Shake [19] Long Tall Sally [20] I Remember You [21] Nothin Shaking [22] Falling In Love Again [23] Little Sheila [24] To Know Her Is To Love Her |
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