ビートルズのアルバムの中では正直もの足りないアルバム。
いい曲もあるんだけれどねぇ。。。
オススメ度:★★★☆
オリジナル・リリース:1964年12月
ビートルズの『 FOR SALE 』は、そのジャケットの雰囲気からしてなんだか地味。
映画とからむ超傑作の前作『 A HARD DAY'S NIGHT 』に、
そしてやっぱり映画からみの次作。。。というよりは
《 Yesterday 》が入ってるということで人気のアルバム、
『 HELP! 』の間にはさまれているトコもなんだか不利な感じ。
正直おいらも、このアルバムはあまり好きな方ではない。
特に目立つのがポールのトホホ具合。
[5]《 I'll Follow The Sun 》は悪くないけど昔に作った曲だし、
[13]《 What You're Doing 》がどうにもさえない曲。
ダメ押しに後半の派手めのベース・ラインは明らかに強引でミス・マッチ。
それでもってチャックのカバー《 Rock And Roll Music 》がまたトホホ。
これがジョンにしては、あのブルーな匂いが感じられなく、あまりにもヒネリがない。
まぁ、なにしろ忙しすぎて疲れていたのだ。
なにしろ時間がなかったのだ。
しかし、[1]《 No Reply 》のジョンの歌いだしは最高にシビレるし、
続く[2]《 I'm A Loser 》での哀愁漂うスピード感、
そしてジョン&ポールのハーモニーがさえまくる《 Baby's In Black 》の3連発はサスガ。
[12]《 I Don't Want To Spoil The Party 》なんて、おいらは大好きな曲だし、
バディー・ホリーの物真似に徹した[9]《 Words Of Love 》はブッタマゲの味わい。
やっぱり曲を練り上げる時間があまりにもなかったんだなーっと。
。。。で、ここで大活躍を見せるのがジョージのギター。
こういったロカビリー調は個人的にあまり好きでは無いのだけれど、
それにしてもこのギターは生き生きとしている。
前作ではリッケンの12弦で魅せてくれたジョージだったが、
今回はグレッチのカントリー・ジェントルマンで聴かせてくれまくり。
そして最後もジョージのギターとヴォーカルのワンマン・ショーでシメるのだ。
「みんな俺の彼女になりたがってるのさ!」ときたもんだ。
。。。あれっ、リンゴ。。。
ちょっとリンゴの見せ場がなかったので、ジョージ・マーティンも困った。
ジョンの持ち歌《 Honey Don't 》を、とりあえずヴォーカルに。。。ということで。。。
|
[日本盤] 日本盤がお好きな方はコチラ! >> Amazonで詳細を見る! |
|
[輸入盤] US盤はコチラ! >> Amazonで詳細を見る! |
オンライン中古CDショップ【BEAT-NET RECORDS】
⇒ THE BEATLES(ザ・ビートルズ)のページはコチラ
FOR SALE / THE BEATLES
|
[1] No Reply [2] I'm A Loser [3] Baby's In Black [4] Rock And Roll Music [5] I'll Follow The Sun [6] Mr. Moonlight [7] Medley: Kansas City 〜 Hey, Hey, Hey, Hey [8] Eight Days A Week [9] Words Of Love [10] Honey Don't [11] Every Little Thing [12] I Don't Want To Spoil The Party [13] What You're Doing [14] Everybody's Trying To Be My Baby |
CREDIT
Produced by George Martin
John Lennen: Vocal, Rhythm Guitar
George Harrison: Vocal, Lead Guitar
Paul McCartney: Vocal, Bass
Ringo Starr: Vocal, Drums
John Lennen: Vocal, Rhythm Guitar
George Harrison: Vocal, Lead Guitar
Paul McCartney: Vocal, Bass
Ringo Starr: Vocal, Drums