ALL SUMMER LONG / THE BEACH BOYS
オール・サマー・ロング / ザ・ビーチ・ボーイズ

ちょっぴり洒落たジャケットの初期の傑作アルバム。
ブライアンの曲には独特の深みが急速にアップ。

オススメ度：★★★★
オリジナル・リリース：1964年7月

イタリア映画のサントラのようなジャケットは、
ビーチ・ボーイズにしてはなかなかお洒落でセンスがいい。

そして[1]《 I Get Around 》からしてキタナ。。。という感じ。
ブリティッシュ・テイストなバンド・サウンドにあのコーラスが全開。
これがまたカッコイーのだ。

続く曲も軽快でグッドだけど、
[3]《 Hushabye 》、[5]《 We'll Run Away 》、[7]《 Wendy 》、[9]《 Girls On The Beach 》と
１曲おきに出てくるブライアン・マジック。
いやぁー深い、深い、文句なしの素晴らしさなのだ。

しかし油断してはいけない。
[3]の美しさにうっとりと聴き惚れていると。。。

。。。「ゴー！」。。。
「ホンダ、ホンダ、速い、速い」とのコーラスが。。。
なんじゃぁ、こりゃぁー！

。。。と思ったら、ブライアンのファルセットで歌われる魂のバラード。
これまたウットリ。。。

。。。と思ったら、今度はお気楽ギター・インスト、その名も「カールの大チャンス！」。

(LPだとここでひとまずブレイクが入るがCDの場合は、)
ゾクゾクッとくる緊張感あるイントロが素晴らしい[7]がはじまり、
また聴き入る。

。。。と思ったら。。。

いやぁ落差が激しい、激しい。
ビーチ・ボーイズのお気楽さとブライアンの深みがハッキリと現れてきた、
爆発前の１枚がこれだ！

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