
オススメ度:★★★★
デヴュー・シングルの[1]/[2]から、
「セント・ヴァレンタインズ・デイ・マサカー」と改名後のシングル[13]/[14]、
さらにEP「JAZZ IN JEANS」の曲([15]〜[18])を発表順に収録。
ジャケットもマルだし、ホント便利な1枚である。
「ART GALLERY」のCDと合わせて持ってれば、
少々の重複はしょうがないとして、アートウッズはバッチリでしょう。
デビュー・シングルの[1]は、なかなか強力。
オーソドックスなR&B曲を単調な繰り返しでグイグイ盛り上げていくスタイルは、このバンドの基本型。
なかなかテク揃いのメンバーでこれでもか!とツボをついてくる。
あの人気番組「READY STEADY GO」に出演して[1]を演奏した時、
問い合わせが殺到したというが、それも納得。
(是非、その映像が見たい!)
意外と数多く出してるシングルをこうして並べて聴いてみると、
圧倒的な盛り上がりをみせる[1]、そのB面でグルーヴィーな[2]でデヴューしつつも、
イマイチ売れないんでポップ寄りになったり、R&B寄りになったりで試行錯誤しつつ、
いろいろとこねくりまわして、次第に自分達を見失い、個性を失っていくような感じがある。
[1]/[2]みたいな路線で、かっこいーオリジナル曲を作れなかったのが敗因だったかな?
ライヴではギンギンのR&Bをカマシていたらしいが、
契約していたデッカのオウエがポップ・バンドに仕立てあげたかったらしく、
その辺でサウンドのバランスを崩していったような感じだが・・・
パーロフォンに移籍後、マネージャーのアイデアのもと、
映画「ボニー&クライド」にヒントを得て、ギャング・スターを気取った
「セント・ヴァレンタインズ・デイ・マサカー」のイメージ作戦は安易すぎて笑っちゃうな。
このテのバンドは、オリジナル盤が手に入れにくいし、とてつもなく高いので、
こうやってきちっと整理して収録してくれるのはホントにありがたい。
似たようなベスト盤(1曲だけ未収録が入ってたりとかする)をたくさん作られるより、良心的だね。
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⇒ THE ARTWOODS(アートウッズ)のページはコチラ
SINGLES A's & B's / THE ARTWOODS
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[1] Sweet Mary [2] If I Ever Get My Hands On You [3] Oh My Love [4] Big City [5] Goodbye Sisters [6] She Knows What To Do [7] I Take What I Want [8] I'm Looking For A Saxophonist Doubling French Horn Wearing Size 37 Boots [9] I Feel Good [10] Molly Anderson's Cookery Book [11] What Shall I Do [12] In The Deep End [13] Brother Can You Spare A Dime [14] Al's Party [15] These Boots Are Made For Walking [16] A Taste Of Honey [17] Our Man Flint [18] Routine |