THE PRICE TO PLAY / ALAN PRICE SET
ザ・プライス・トゥ・プレイ / アラン・プライス・セット

元アニマルズのキーボード、アラン・プライスのソロ・ファーストは、
モッズ・ターゲットなシャレたブリティッシュＲ＆Ｂ。

オススメ度：★★★★
オリジナル・リリース：1966年


アニマルズのキーボードだったアラン・プライスが、
新たに結成したバンド、アラン・プライス・セット。
そのバンドの1966年に発売されたファースト・アルバムがコレ。
印税関連で揉めた本人にはちょいとキツめのタイトルはさすがイギリスてトコか。

当時ピークを迎えつつあったモッズ・ブームを
明らかに意識したであろう選曲にサウンド。

ロバート・パーカーのカバー[1]ではじまり、
アクションもカバーしていた[2]、オルガン・インストの古典[5]、
ドン・コヴェイの[7]、マーヴィン・ゲイの[9]、オーティス・レディングの[10]
・・・などなど。

ジョージィ・フェイムあたりが好きなら間違いなく気に入る、
ちょっぴり大人仕様の洒落たモッド系ブリティッシュＲ＆Ｂ。

アラン・プライス脱退後のエリック・バードン率いるアニマルズに、
ズート・マネーが合流し、
アラン・プライスは後にジョージィ・フェイムと合流したというのも
なかなか納得の組合せ。

このアルバムでもグルーヴィなオルガンが入って
ズート・マネーあたりとサウンドの感触は似ている点は多いけれど、
アラン・プライス自身のヴォーカルがそれほどコテコテではなく、
やはりジョージィ・フェイム初期に近い軽妙なノリ。

ゴリゴリのクロさを期待するとやや物足りなさを感じるかもしれない。

が、これはブリティッシュＲ＆Ｂをベースに
どうにも香るブリティッシュなユーモアと哀愁を感じさせるポップな味が捨てがたい。

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Tracks

THE PRICE TO PLAY / ALAN PRICE SET [1] Barefootin' [2] Just Once In My Life [3] Goin Down Slow [4] Gettin' Mighty Crowded [5] Honky Tonk [6] Move On Drifter [7] Mercy Mercy [8] Loving You Is Sweeter Than Ever [9] Ain't That Peculiar [10] I Can't Turn You Loose [11] Critic's Choice [12] Hi-Lili, Hi-Lo REPERTOIRE(REP 4611-WY)盤ボーナス・トラック [13] Any Day Now [14] Never Be Sick On Sunday [15] I Put A Spell On You [16] Iechyd-Da [17] Take Me Home [18] Willow Weep For Me [19] Yours Until Tomorrow [20] Simon Smith And The Amazing Dancing Bear (Stereo) [21] Who Cares [22] Shame [23] Simon Smith And The Amazing Dancing Bear [24] Tickle Me

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