BE SEEING YOU / DR.FEELGOOD
ビー・シーイング・ユー / ドクター・フィールグッド

ジッピー・メイヨが参加した最初のアルバム。
ウィルコ離脱のわずか数ヶ月にしてこの内容の良さ！

オススメ度：★★★★
オリジナル・リリース：1977年9月


前作『 SNEAKIN' SUSPICION 』からわずか４ヶ月後、
ウィルコ・ジョンソンに替わって加入したギターリスト、
ジッピー・メイヨが参加した最初のアルバムがこれだ。

わずか数ヶ月にしてこの内容の良さ。
実はウィルコ・ジョンソン問題の水面下では、
リハーサルをしていたのではと疑っちゃうほどだ。

もちろんあの強力にシャープなギター・サウンドはここには無い。
正直言うとウィルコ贔屓のおいらは最初このアルバムを聴いたときは、
「ドクター・フィールグッドも普通になっちゃったな」
と思ったものだが、
ジワジワと良さが染み出てくる１枚なのだ。

ズバリ、ジッピー・メイヨの実力は高い！

ウィルコ・ジョンソンほどの強烈な個性は無いものの、
ギャンギャンと弾きまくるのにウルサクない、
実にツボを得たスピード感あるプレイなのだ。
[9]なんてかなりカッコイーではないか？

多分、オリジナル・メンバーの３人も再出発的で気合も相当なハズ。
あのへヴぃーだったジョンＢとビッグ・フィガーのリズム隊もやや軽めに変わちゃったが、
プロデューサーのニック・ロウの影響か、なんとなくポップな雰囲気も。

ソングライターだったウィルコの離脱で、カバーは６曲と多い。
[1] ウィルソン・ピケット
[8] チャーリー・マッスル・ホワイト
[9] オーティス・クレイ
[10] マディ・ウォーターズ
[11] ジョニー・ギター・ワトスン
[12] ホーマー・バンクス

そして仲間内からの提供曲が２曲、
[5] ニック・ロウ
[6] ラリー・ウォリス

この後のライヴで定番となる曲が多い。

ジャケ写もパブだし、
ある意味、ここからが別の始まりでもあるのだ。

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Tracks

BE SEEING YOU / DR.FEELGOOD [1] Ninety-Nine And A Half (Won't Do) [2] She's A Windup [3] I Thought I Had It Made [4] I Don't Wanna Know [5] That's It, I Quit [6] As Long As The Price Is Right [7] Hi-Rise [8] My Buddy Buddy Friends [9] Baby Jane [10] The Blues Had A Baby, And They Named It Rock'n Roll (#2) [11] Looking Back [12] 60 Minutes Of Your Love CREDIT: Original release: Sep 1977 Lee Brilleaux: Lead Vocals, Harmonica and Guitar John Mayo: Lead Guitar John B. Sparks: Bass and Vocals The Big Figure: Drums and Vocals Produced by No.6 (Nick Lowe)

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