なんとウィルコ・ジョンソンがブロックヘッズに加入。
イアン・デューリー3枚目のアルバム!
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1966年
オススメ度:★★★☆
オリジナル・リリース:1980年
ウィルコ「最近、どうもスランプ気味なんだよ。」
イアン「なら、オラんとこのバンドに入れよ。」
ウィルコ「・・・」
イアン「チャズも抜けちまったしさぁ、手ェかしてくれよ、Oi」
・・・というのは勝手にデッチあげた会話ですが、
イアン・デューリーの曲作りのパートナーであり、
ブロックヘッズのキーボード&ギターリストであったキーマン、
チャズ・ジャンケルがバンドから脱退。
そして古くからのパブロック仲間であると思われる
イアン・デューリーからの誘いを受けて
ウィルコ・ジョンソンはブロックヘッズにメンバーとして参加。
この「ラーフター」は、
イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのアルバムとして
1980年にスティッフから発売されたものである。
最悪な人間関係だったというソリッド・センダースの後だけに、
おなじみノーマン・ワット・ロイやミッキー・ギャラガーがいる
ブロックヘッズの活動はそれなりに楽しかったというウィルコ。
(ジャケットではウイルコのみ一人だけでのショットなのがちょいと寂しい。)
ソリッド・センダースではヴォーカル&ギターと
フロント・マンとしての役割があったが、
このバンドでのフロント・マンは
リー・ブリローに匹敵する存在感のヴォーカリスト、イアン・デューリー。
ウイルコびいきのおいらはどうしてもギターの音に耳がいきがち。
基本的にはバッキングに徹していて、
ファンキーなリズムにのりながら、
[3],[7],[8],[9],[11]などで、らしいプレイをカマし楽しませてくれます。
初っ端[1]はストリングスがウザいが、きたきたーって予感。
このバンドにはもう一人のギターリスト、ジョン・ターンブルもいますが、
絡み合うというよりは、
各々が得意そうなとこを弾いてるといった感じ。
なかにはウィルコは何やってんの?的な曲もありますが、
[1],[11]はウィルコとイアン・デューリーとの共作曲で、
それなりに全体の貢献度は高い。
サウンド的にはイアン・デューリーそれまでのアルバム同様のファンキー系パブロックで、
ウィルコ色は控えめ、
やや大げさ気味なアレンジが個人的には正直イマヒトツ。
しかし、ここでウィルコが得たモノは実にデカい。
長年の相棒となるベースのノーマン・ワット・ロイ、
そしてここでのファンキーなテイストが
後のウィルコ・ジョンソン・バンドのサウンドに生かされてもいて、
ソロ時代のスランプ脱出となる
ターニング・ポイントとなったと言っていい気がしてます。
それにしても、
イアン・デューリーの前2作がヒットしたにもかかわらず、
このアルバムはあまり売れなかったようだし、
主(ヌシ)のイアン・デューリーが俳優業に力を入れ始めたりして、
ブロックヘッズは活動を停止。
ウィルコのブロックヘッズとしてのアルバムはこれ1枚のみとなり、
再びソロとして活動すべくウィルコ・ジョンソン・バンド結成へと続く。
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LAUGHTER / IAN DURY & THE BLOCKHEADS [1] Sueperman's Big Sister [2] Pardon [3] Delusions Of Grandeur [4] Yes & No (Paula) [5] Dance Of The Crackpots [6] Over The Points [7] (Take Your Elbow Out Of The Soup You're Sitting On The Chicken) [8] Uncoolohol [9] Hey, Hey, Take Me Away [10] Manic Depression (Jimi) [11] Oh Mr. Peanut [12] Fucking Ada |
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