ウィルコ・ジョンソンのソロ名義での最初のアルバム。
スピード感抜群の文句なし最高傑作!
オススメ度:★★★★★
オリジナル・リリース:1980年
ウイルコ・ジョンソンのソロ名義での初アルバム。
いやぁ、これは勢いが違ってます。
全編まるまるウイルコ・ジョンソン印の1枚。
ちゃちぃ録音もなんのその。ガッキンコッキン度も二重丸。
ところどころにフィーチャーされる、チープなキーボードもなかなかよろし。
イアン・デューリーのブロックヘッズのメンバー、
ミッキー・ギャラガーらの協力を得て1980年に録音。
そしてウィルコ自身もブロックヘッズ加入するもバンドは暫くして活動停止。
このアルバムはその後の1981年に発売されたらしい。
ちょっと発売のタイミングが悪かったのか、
当時はあまり注目されなかったらしいけれど、
内容は文句なしのソロ最高傑作!!!
[1]からもうスピード全開。全部で2分もない、すごいぜ!
それ後の[2]もギター・リフを中心に組み立てられていて、テンポよく進んでいく。
シングルにもなっているボー・ビートの[3]は後にアルバム「GOING BACK HOME」で再演。
お気に入りなのかな。
[4]はいい感じのところでフェイド・アウトしてしまう。もうちょっと聴かせてくれ。
[5]は本人のアイドルであるディランのカバー。[6]ではレイ・チャールズもカバー。
B面の頭[7]はライヴのノリそのまま感覚でグイグイとくる至福の6分間!
なかなかキャッチー(?)な[8]は、これまたノリのよい名曲。
[9]はドクター・フィールグッド時代のセルフ・カバー。
オルガンが入ってチープ&ファンキーな仕上がり。
(これは正直、シックリこないアレンジ。。。)
シンプルな[10]もマル。
そして[11]はCD化時代で言えばボーナス・トラック的収録のホープ・アンド・アンカーのライヴ。
これがまたある意味強烈、刺激的なんです。
このアルバムはなにしろ曲がいい。やはりこの人はシンプルなよい曲を書く。
必ず、1曲のどこかにキャッチーなフレーズが含まれるのがポイント。
さらにボーナス・シングルでフィールグッド時代の2曲を披露。
A面のスライドはウイルコなのかな? なかなかいい味です。
B面はちょいとリズム隊に違和感を感じるなぁ。
ICE ON THE MOTORWAY (ハウンドドッグ盤)
こちらのハウンドドッグ盤は[1],[2],[3],[5],[6],[8]が別モノ。
・・・といっても、ややヘヴィーな感じになったが、
そんなにビックリするほどの違いはない。
アルバム・リハーサル用のデモ・バージョンとからしく、
ウイルコはアルバムのテイクが気に入らなくて差し替えたようだが、
どっちかというとおいらは元のままの方が好きだ。
[1],[2],[6]にはキーボードでジョン・デントンを迎えている。
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![]() LP ![]() CD (SMS MP32-5118) |
ICE ON THE MOTORWAY / WILKO JOHNSON SIDE A: [1] Bottle Up & Go [2] Cairo Blues [3] Down By The Waterside [4] Ice On The Motorway [5] Can I Please Crawl Out Your Window [6] Leave My Woman Alone SIDE B: [7] When I'm Gone [8] All Right [9] Keep It Out Of Sight [10] Long Tall Texan [11] The Whammy |
![]() ※LPの初回特典に入っていたシングル。 |
INCLUDES FREE SINGLE: [A] Back In The Night [B] She Does It Right CREDIT: Produced by Wilko Johnson Wilko Johnson: Guitar, Vocals Russel Strutter: Bass, Vocals Alex Bines: Drums, Vocals Mickey Gallagher: Keyboards John Denton: Keyboards (ハウンドドッグ盤) |
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