なんとプリティ・シングスとインメイツが合体!
そして内容はUSガレージ・バンドのトリビュート作。
オススメ度:★★★☆
オリジナル・リリース:1992年
あのプリティ・シングスがヤードバーズとの合体に続いて
なんとパブロック・バンドのインメイツと組んだアルバムがある。
その名も
THE PRETTY THINGS 'N MATES
プリティー・シングスからはフィル・メイ(ヴォーカル)とディック・テイラー(ギター)、
そしてプロコル・ハルムのマシュー・フィッシャー(キーボード)が参加し、
インメイツの方はリズム隊のみのメンバーで
トニー・オリバー(ギター)、ベン・ドネリー(ベース)、エディ(ドラム)と微妙なトコ。
残念ながらフィル・メイとビル・ハーレイのダブル・ヴォーカルというのはありません。
また、Associate Producerとして
パブロッカー番人のスティーヴ・フッカーと
ダウンライナーズ・セクトのドン・クレインがクレジットされてます。
内容は、なんとUSガレージ・バンドのトリビュートで、
元祖ガレージ・バンドのプリティ・シングスが
USガレージ・バンドの有名曲をストレートにカバーしたものだ。
ちなみに、このアルバムは
以前『 A WHITER SHADE OF DIRTY WATER 』というタイトルで出ていたものと
恐らく同一ですが、そちらはおいらは未聴。
まずはUSガレージのキング、ソニックスの2連発。
1曲目、ザラッとしたギター・リフではじまり、
うーん、いい感じ・・・と思いきや・・・
途中の滑らかなギター・ソロにはおおいに違和感。
誰だこりゃぁ!?
さらに2曲目も
後に同曲をカバーしたヘッドコート・セクツの方が
断然によい出来。
ソニックスの狂気は無理にしても、
どうもガレージらしい荒さに欠けていて、
シンプルなロック・サウンドが、どうもイマイチ。
他のカバーも同様に悪くは無いけれど、
もうひとつ熱さが足りない。
話題的におもしろいのがボーナス曲扱いの10曲目。
曲は《 I'm A Man 》。
とにかくゲストのメンバーがスペシャル。
ギターにクリエイションのエディ・フィリップスを大フィーチャー。
さらにダウンライナーズ・セクトのドン・クレインとキース・グラント、
そしてヤードバーズのジム・マッカーティが参加。
アレンジは好みではないが
こちらの演奏は勢いがありパワフルで出来がよい。
アルバムの最後はプリティ・シングス自身の曲で
インメイツもカバーしてた《 Midnite To Six 》でシメてます。
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ROCKIN' THE GARAGE / THE PRETTY THINGS 'N MATES [1] He's Waitin' [2] Strychnine [3] Pushing Too Hard [4] Kicks [5] Candy [6] Louie Louie [7] 96 Tears [8] Let's Talk About Girls [9] Sometimes Good Guys Don't Wear White [10] I'm A Man [11] Red River Rock [12] Midnight To 6 Man |
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