60年代ガレージ系UKビートの大定番!
クールでダークな記念すべきファースト・アルバム。
オススメ度:★★★★★
オリジナル・リリース:1965年
ガレージの元祖、プリティ・シングスの
1965年に発売された記念すべきファースト・アルバムにして、
60年代ガレージ系UKビートの大々々定番!
まさにどこかの倉庫で録ったようなモコモコのサウンドで、
不良と呼ばれてたローリング・ストーンズの同時期のアルバムが、
ポップ寄りでかわいく聴こえるほどのダークな印象。
そこにフィル・メイのクールなシャウト・ヴォーカルが加わって、
よくメジャー・デビューしたもんだの1枚が完成。
そんなアルバムが結構売れたらしいから
60年代のイギリスってすごい時代だったんだなっーて・・・
思わずうらやましぃーのだ。
そしてキンクスのレイ・デイヴィスも
ヴォーカルであるフィル・メイの声に聴き惚れちゃった一人で、
なんとキンクスのヴォーカルとしてフィルを誘ったらしいが、
本人に断れたらしい。
後にロック・オペラなぞ作ったりするなど、
案外似たもん同士のように思えますが・・・
さてさて、、、そのファースト・アルバムの内容ですが、
趣味マルダシのカバー曲を中心に構成。
バンド名付け元のボ・ディドリーのナンバーが[1],[6],[9],[12]と4曲もあり、
他はチャック・ベリー([8],[10])、ジミー・リード([11])など、
初期ローリング・ストーンズと同じ、
典型的なブリティッシュR&B系のサウンドがベースなのだ。
オリジナル曲もボ・ディドリーとジミー・リードを足したような曲を
そのまま日陰で乾燥させたような(?)シロモノ。
当時の若者の欲求不満タラタラ振りを表現しているような、
モンモン・モコモコでドライな愛想の無いサウンドは
思わずゾクっとくるほどクールでダーク!
もぅ、なんともタマラないカッコよさなのだ。
ボーナス・トラックで聴けるシングルは、
ブリティッシュR&B系をベースにした荒っぽいサウンドそのままに
ホンのちょいキャッチーな味付けが絶妙!
A面となった[13],[15]など、
強烈なスピード感とともに文句無しのシビレもの。
こ、こ、これはマジでタマラないのだ!
ちなみに本国では[13]/[14]、[15]/[16]、[7]/[17]というカップリング。
[18]はアルバムに入っていてもおかしくないボ・ビート・タイプの未発表曲。
(サード・シングル予定曲だったとか。)
おまけで「Rosalyn」の映像が、
音はオリジナルのまま、姿が再結成後という荒業で入ってます。
メンバー全員が黒スーツ、黒サングラスで気合入れてますが、
少々悲しい姿・・・まぁいいか。
![]() |
[国内盤] 国内盤の紙ジャケ仕様はコチラ! >> Amazonで詳細を見る! |
![]() |
[輸入盤] 輸入盤が好きという方はコチラ! >> Amazonで詳細を見る! |
![]() |
[MP3] スグに聴きたい!お手軽にMP3ダウンロードという方はコチラ! >> Amazonで詳細を見る! |
オンライン中古CDショップ【BEAT-NET RECORDS】 ⇒ THE PRETTY THINGS(プリティ・シングス)のページはコチラ |
![]() |
THE PRETTY THINGS / THE PRETTY THINGS [1] Road Runner [2] Judgemeny Day [3] 13, Chester Street [4] Big City [5] Unknown Blues [6] Mama, Keep Your Big Mouth Shut [7] Honey, I Need [8] Oh Baby Doll [9] She's Fine She's Mine [10] Don't Lie To Me [11] The Moon Is Rising [12] Pretty Thing BONUS TRACKS: [13] Rosalyn [14] Big Boss Man [15] Don't Bring Me Down [16] We'll Be Together [17] I Can Never Say [18] Get Yourself Home VIDEO TRACKS: Rosalyn |
⇒ ザ・プリティ・シングス(THE PRETTY THINGS)のトップ
⇒ BEAT-NET 60年代ブリティッシュ・ビート~パブロック アルバム・ガイドのトップ