プリティ・シングスの気持ちのよいパブロッキンなライヴ。
初期の曲のほかR&Bカバーばかり。
オススメ度:★★★★
オリジナル・リリース:1984年8月
1984年3月13日にロンドンで行われたライヴで、
Phil Carsonという人が企画したものらしく、
プレイしているのも初期の曲やR&Bカバーばかり。
なんとクレジットされているメンバーは8人。
おなじみフィル・メイ、ディック・テイラーのほか
もう一人のギター、ベース、ドラム、
さらにキーボード、サックス、ブルースハープ・プレイヤーがいる。
前出のPhil Carsonとディック・テイラーがクラブで集めたメンバーらしいが、
やたらと演奏の息はピッタリ
要所、要所でビシッ、バシッ、ピタッとキメてます。
そしてそのサウンドはどう聴いてもパブロックのノリ。
プリティーズ初期の曲など、アレンジはほとんど変わらないのだが、
雰囲気はだいぶ違う。
リフやフレーズにサックスがフィーチャーされていることもあるけれど、
一番の違いは
フィル・メイに怒りのシャウトがないからではないだろうか。
ここでは純粋にバンドの音を楽んでいるフィル・メイがある。
とはいえリラックスしすぎてフヌケてるかというと
そうではなく気合いは充分。
ただ初期の暗黒さ、ダーティーさが無いのある。
プリティー・シングスの最初の1枚には
けっしてオススメしないけれど
ホンキートンクなピアノも入ってて、
パブロック好きには楽しめちゃうのだ。
やたらと客も盛り上がってます。
こんなプリティ・シングスも、おいらはけっこう好きだ。
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