プリティ・シングスの変名バンド、エレクトリック・バナナのベスト盤。
サイケ・ポップ期のプリティが好きなら激オススメ!
オススメ度:★★★★☆
このアルバムはプリティ・シングスの幻の変名バンド、エレクトリック・バナナとしての
60年代の音源からセレクトされたベスト盤だ。
オープニングからやけにカッコイー。
キース・ムーンを思わせるツィンクのドラム連打から始まる[1]。
響き渡るファズ・ギター、きまりまくるコーラス。
疾走感あふれまくるガレージ・サイケなサウンドなのだ。
なんでこういうカッコいー曲を本家プリティ・シングスとして出さないの?
当時はエレクトリック・バナナの音源は通販でのみ購入可能ということで、
普通には流通されないものだったらしく、
なんとも、もったいない・・・と思ってしまう。
エレクトリック・バナナはプリティ・シングスが様々なトラブルにより
徐々にシングルやアルバムが売れなくなっていったため
バンドの活動資金を稼ぐための変名バンド。
フィル・メイによるとポルノ小説を書くようなものらしいが、
そこに残されたサウンドはヤッツケ仕事ではない。
1967年にこの編集盤がそのまま
プリティ・シングス名義のアルバムとしても何の違和感も無い。
というか、当時理解されずに発売が遅れた『 S.F. SORROW 』ではなく、
これらの曲をまとめたアルバムを出していた方が売れていたかもな気もします。
サイケでポップ、時にはハードなサイケ・サウンドは、
どれもヤケにカッコいーですから。
エレクトリック・バナナがプリティ・シングス・ファンに人気が高いわけがわかります。
そんなエレクトリック・バナナの複雑な活動を整理したい方は、
本アルバムの国内仕様に付いた
白谷氏によるやたら詳しい解説の一読をオススメします。
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BLOWS YOUR MIND / THE ELECTRIC BANANA [1] Alexander [2] It'll Never Be Me [3] I Love You [4] Gray Skies [5] What's Good For The Goose [6] If I Needed Somebody [7] Street Girl [8] Blow Your Mind [9] Eagle's Son [10] I See You [11] Love, Dance And Sing [12] Danger Signs [13] Walking Down The Street [14] A Thousand Ages From The Sun [15] Rave Up |
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