プリティ・シングスとヤードバーズの合体ブルース・バンド。
なんともパブロッキンで気持ちよいアルバムなのだ。
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1991年
これはプリティ・シングスのなんともパブロックなアルバムなのだ。
正確にはプリティ・シングス・ヤードバード・ブルース・バンド。
プリティ・シングスのフィル・メイとディック・テイラー、
そしてヤードバーズのドラマーであるジム・マッカーティーが
1991年にシカゴでキャンド・ヒートのメンバーや
地元のミュージシャンと行ったセッション・アルバムだ。
プロデューサをつとめているGergePaulusが
フィル・メイにコンタクトをとって実現したレコーディングらしい。
全てがブルース、R&Bのカバーで
あの元祖ガレージ・バンド、プリティ・シングスの中心人物二人がからんでいるが
ダーティな暗黒サウンドではない。
パブロッキンでシンプルなここちよいサウンドである。
初期プリティ・シングスの荒っぽさや
ヤードバーズのスピード感をイメージすると期待ハズれかもしれないが
これはこれでなんともいい感じで、おいらは好きなアルバムだ。
ディック・テイラーの軽快なギター・カッティングで始まる
ボ・ディドリーのカバー1曲目など
パイント・グラス片手に聴くのが実にフィット。
そして、この曲でのディック・テイラーのギター・カッティングやフレーズが
どうにもソロ時代のウィルコ・ジョンソンを思い出させてくれる。
そのディック・テイラーのギターに
フィル・メイの渋味の入ったシャウトが入ってくる。
ローリング・ストーンズで有名な《 Time Is On My Side 》なんてカバーもあり。
パブロックなR&Bが好きならオススメな1枚です。
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1991 CHICAGO BLUES TAPES! / PRETTY THINGS YARDBIRD BLUES BAND [1] You Can't Judge The Book [2] Down In The Bottom [3] Hush Hush [4] Can't Hold Out [5] Spoonful [6] She Fooled Me [7] Time Is On My Side [8] Scratch My Back [9] Long Tall Shorty [10] Diddley Daddy [11] Ain't Got You [12] Caress Me Baby [13] Here's My Picture [14] Chain Of Fools [15] Don't Start Cryin' Now |
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