ネオ・モッズ意識しすぎ?
ちょっと違う方向へ!?
オススメ度:★★★☆
本人達はあまり意識していなかったと思うけどドクター・フィールグッドには、
なんとなくモッズにつながる何かがあるような気がするのは、おいらだけでは無いハズ
(もちろんステージがスーツ姿だからという事じゃなくて)。
そのドクター・フィールグッドに影響受けまくりのこちらのバンド、ナイン・ビロウ・ゼロは、
かなりモッズを意識してるバンド。
そのスーツ姿にしたって、ドクターはヨレヨレだけれど、
ナイン・ビロウ・ゼロはビシッと決めまくってるし、
カバー曲からも、それっぽいセレクトが多し。
そんなバンドだからして、「隣の××は良く見える」のか、
このサードは、なんだかネオ・モッズ意識しすぎ?
ところどころあのジャムみたいなサウンドになってる。
このアルバムを出した後、ヴォーカル/ギターのデニスは、
ナイン・ビロウ・ゼロを解散してTRUTHなるモッズ・グループを作っちゃうしね。
...という事でこのアルバム、全曲オリジナルで気合い入ってるし、
プレイは相変わらずバチッとキマってて、内容はけっこう充実してる。
...そう頑張ってるのはわかるんだけど、バンドがちょっと違う方に向いちゃってて、
ブルースの名曲から借りたアルバム・タイトルのワリには、あのニオイは幾分、後退した感じかな。
ちょっと違うんじゃねえか!?みたいな曲もあるし。
このアルバムの後、ナイン・ビロウ・ゼロは分裂しちゃうんだけど、
きっとデニスが他にやりたい事ができたってトコだろう。
何も解散しちゃうこたぁ無いと思うけど、このデニスっていう男。
中途半端な事は嫌いなんだろうなぁ。
「ON THE ROAD AGAIN」での復活まで、この後10年もかかるのである。
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THIRD DEGREE / NINE BELOW ZERO [1] Eleven Plus Eleven [2] Wipe Away Your Kiss [3] Why Can't We Be What We Want To Be [4] Tearful Eye [5] True Love Is A Crime [6] Egg On My Face [7] Sugarbeat (and rhythm sweet) [8] Mystery Man [9] East Street, S.E.17 [10] You Don't Love Me [11] You Can't Say Yes And You Can't Say No CREDIT: Produced by Simon Boswell Dennis Greaves: Lead Vocals & Guitars Mark Feltham: Harmonica & Vocals Brian Bethell: Bass & Vocals Mickey Burkey: Drums & Percs |
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