ドクター・フィールグッド歴代ギターリストの自薦集。
時代ごとのサウンドの流れが分かって曲数も多く、1枚ものベストとしてもイーかも。
オススメ度:★★★☆
オリジナル・リリース:2002年10月
ドクター・フィールグッドは活動中に何度かギターリストが交替し、
そのサウンドを変化させていったけれど、そこに着目したコンピ。
選曲にはそのギターリスト本人達がからんでいるようで、自薦集といったところ。
ジャケットもイマイチなのが痛い...
まぁ曲は1枚にいっぱい詰め込んでます。未発表曲、初CD化曲が少々有り。
最初はご存知ウィルコ・ジョンソン時代の[1]~[5]。
ひたすらカッキン・コッキンの切れ味の鋭さが特徴。
やはり全時代を通してもそのサウンドは一際個性的かつカッコイーのだ。
この時代はやはり特別。オリジナルをすべて買い揃えて、震えるべし。
続いてジッピー時代の[6]~[10]。ある意味、バンドとしての最も充実した時期。
ソロにバッキングにと手数が多く押しっぱなしなのが特徴。
なかなか器用なギター野郎でもある!
安定した演奏で、スリルに欠けるトコもあるが、これはこれでマルなのだ。
そしてカウント・ビショップスからやってきたジョニー時代の[11]~[15]は、
ちょっと荒っぽくなったが正統に引き継いだサウンド。これまた押しが強いのが特徴。
プレイスタイルはジッピーにホント似てる。
この時代は1枚しかオリジナルがないんで未発表曲[15]のオマケ付。
そして悪いがゴードン時代の[16]~[20]はツライ時期。
ギターリストどころかリズム隊まで変わっちゃって、そのサウンド・コンセプトも迷走。
この頃のライヴ盤をアルバムとして出さなかった事を見ても、リー自身キツかったのがわかる。
しかし、プレイ自体は多彩なもので、逆にそこが災いしたか?
そして救世主スティーヴの登場で再びバンドとして復活する兆しを見せた[21]~[25]。
残念ながら途中でリーを失い、ヴォーカルは交替していったが、常にスティーヴは好サポート。
はっきりいってギターがメチャウマく、ソロからバッッキングにわたって安定した実力を発揮。
一生懸命プレイする姿も好感がもて、オイラはお気に入り。
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FINELY TUNED / DR.FEELGOOD [1] She Does It Right [2] The More I Give [3] You Shouldn't Call The Doctor (If You Can't Afford The Bills) [4] Roxette (live version) [5] Going Back Home (live version) [6] I Don't Wanna Know [7] Down At The Doctors [8] Milk And Alcohol [9] Going Some Place Else [10] Best In The World [11] Sweet Sweet Lovin' (Gone Sour On Me) [12] Beautiful Delilah [13] Murder In The First Degree [14] Something Out Of Nothing [15] Alimony [16] You Don't Love Me [17] Mad Man Blues [18] Something Good [19] Hunting Shooting Fishing [20] Don't Underestimate Your Enemy [21] Down By The Jetty Blues [22] Double Crossed [23] Solitary Blues [24] The Walk [25] You Gotta Help Me |
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