COLUMN
Around SGT.PEPEERS
サージェント・ペッパーなアルバム
実はサージェント・ペッパーは、あまり好きではない。
曲がイマイチなんだよね、ビートルズにしては。
しかし他アーティストに与えた影響は只者ではない。
天才ブライアン・ウイルソンはサージェント以前から「PET SOUNDS」で先制。
負けてなるものかのポール・マッカートニー。
「俺たちは前からコンセプト・アルバムさ、真似すんな」のピート・タンジェント。
一人もくもくとコンセプト大好きレイ・デイヴィス。
何じゃコリャ。真似しちゃおうのミック・ジャガー。
数々の天才たちを虜にした、コンセプト・アルバム。
頭はクスリでフリフラワー。
物語をでっちあげ、ほどよくポップにサイケ(テープ逆回転、シタール等)をまぶして...一丁あがり。
と大量に出るわ、出るわ、出るわ。
よーするにアルバム1枚分で1つのテーマを主張する...ってなとこでしょ?
どさくさ紛れもあれば、迷作、名作あり。
数ある中でお気に入り探しは今日も続く。
ライバル意識バリバリの技術競争みたいなもんだから、力作多し。
R
ECOMMENDED
A
LBUMS
そのテのアルバムを何枚か。
ODESSEY AND ORACLE / THE ZOMBIES
曲の良さではダントツ1位。
ジャケットだってすばらしい。
文句の付け所なしです、ルックス以外は...
PETSOUNDS / THE BEACHBOYS
不思議なほど普通っぽいのに、不思議に深いアルバム。
ペッパーなアルバムというより、ペッパーさせるきっかけとなった偉大なアルバム。
すべての元祖です。
OGDEN'S NUT GONE FLAKE / THE SMALL FACES
案外器用なスモール・フェイセズ。
自分流に解釈がとても上手い。
パワフルさも失わない見事な1枚。
THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY / THE KINKS
やっぱり、レイ・デイヴィス。
この人はどっかずれてんだよねぇ。
そんなズレがたまらない見事な1枚。
THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST / THE ROLLING STONES
ストーンズとして特異な1枚とされるが、
よーく聴いてみると、やっぱりストーンズ・サウンド。
...カッコイーんだなぁ。
TOMMY / THE WHO
練りに練られた脚本。練りに練られたサウンド。
ピートの気合を感じる1枚。
実はおいらはあまりピンとこない。
EVOLUTION / THE HOLLIES
なんとサージェント・ペッパーと同じ発売日だとか...
しかも同じアビー・ロード・スタジオで録音。
なかなかやるな、ホリーズ。
UPDATED 2004/1/1.
BEAT-NET
>
COLUMN
> Around SGT.PEPEERS