LONDON SESSION / MAKOTO AYUKAWA
ロンドン・セッション / 鮎川誠

ウィルコ・ジョンソン・バンド、ルー・ルイスらが参加した、
シーナ＆ロケッツのギタリスト、鮎川誠のソロ・プロジェクト。

  

オススメ度：★★★★


あのチェス・アーティストの名プロジェクトを思わせるタイトルの、
日本のシーナ＆ロケッツのギタリスト、鮎川誠のソロ・プロジェクト。

第１弾が好評だったのだろうか？ 続編の第２弾まである。
注目はなんといってもバッキングにウイルコ・ジョンソン・バンドを全面起用。
さらにキーボードにジョン・デントン。
さらにさらにハープにルー・ルイスというウイルコ・ジョンソンズ・オールスター・メンバー、
そして＃２ではさらにアトラクションズのキーボード、スティーヴも加わって
セッションしてしまうというなんとも贅沢なメンバーのアルバムなのだ。

まず一言いってしまおう。
鮎川のヴォーカルは、ハッキリ言ってツライものがある。
ツワモノ・サウンドの中にあって、ヴォーカルだけが正直イタイ。
チバ・ユウスケ(TMGE)あたりが加われば、かなりおもしろい事になったと思うが・・・

・・・ということを差し引いたうえで聴くと、
内容はタイトル通りのセッション的な演奏で、
もうちょっと練ってからレコーディングした方がよかったかも、というような曲もあるが、
全体的にはライヴ感があってマル。
そういう点では＃２の方がいいデキかも。

しかし、この演奏曲を見てもわかるとおり、
ストーンズ経由でのブルース・カバーが中心。
このテの場合、プレイしているアーティスト本人が、
実は一番楽しんでいたりして。
なかなか冴えたプレイが随所で聴くことができる。

＃１では、本家をバックにして[8]をプレイしてしまうとは大胆。
＃２でも[9]なんちゅー曲をやらせてしまうなんて・・・

このメンツで＃１の[12]はいくらなんでも・・・コワイ・・・

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Tracks

LONDON SESSION #1 / MAKOTO AYUKAWA [1] Be-Bop-A-Lula [2] Stop Breakin' Down Blues [3] Rumour [4] Big Boss Man [5] Ride Your Pony [6] Rock Me Baby [7] Dobunezumi [8] Roxette [9] Baby, Please Don't Go [10] Rumble [11] I'm A King Bee [12] Be My Baby CREDIT: Makoto Ayukawa: Vocals, Guitar Wilko Johnson: Guitar, Vocals Norman Watt-Roy: Bass Salvatore Ramundo: Drums Sheena: Vocals, Tambourine John Denton: Piano Lew Lewis: Harp

LONDON SESSION #2 / MAKOTO AYUKAWA [1] Catfish [2] I'm In The Mood [3] (I'm Your) Hoochie Coochie Man [4] Route 66 [5] Sittin' On My Sofa [6] I Got You (I Feel Good) [7] Fujiyama Mama [8] Around And Around [9] (I Can't Get No) Satisfaction [10] Big Boss Jam [11] Baby, Please Don't Go (Stoned Mix) CREDIT: Makoto Ayukawa: Vocals, Guitar Wilko Johnson: Guitar, Vocals Norman Watt-Roy: Bass Salvatore Ramundo: Drums Sheena: Vocals, Tambourine John Denton: Piano Lew Lewis: Harp Steve Nieve: Vox Continental Chi Chi The Tee Tee: Tambourine

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