ヒトクセありのベスト盤?「ザ・ベスト・オブ」。
その内容は・・・
オススメ度:★★★★☆
このアルバムの概要はこちらTHE BEST OF WILKO JOHNSON VOLUME 1に書きましたので
未読の場合は、まずそちらからどうぞ。
ここでは、アルバムの各曲について
どれが再録音で、どれが未発表テイクなのか
MSI盤の日本語解説の内容はアバウトなので
おいらが実際に聴いたなりで書いてます。
THE BEST OF WILKO JOHNSON VOLUME 1
[1] Some Kind Of Hero:
これはアルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲と同じ。
ベスト『 BACK IN THE NIGHT 』にも収録済み。
[2] Back In The Night:
英インサートによるとサヴによるドラムとクレジット。
ベスト『 BACK IN THE NIGHT 』に収録されているのと同じだと思う。
[3] Cairo Blues:
アルバム『 ICE ON THE MOTORWAY 』収録曲ですが、
オリジナル、そしてハウンド・ドッグ盤ともテイクが違います。
ウィルコ=ノーマン=ディランによる再録音か。
リラックスした感じのウィルコのヴォーカルが実に良い。
そしてどこかTレックスを思わせるフレーズで
ザラッとしたギターがいい感じです。
[4] Paradise:
これもウィルコ=ノーマン=ディランによる
ドクター・フィールグッド時代の曲の再録音でしょう。
愛妻の故アイリーンを歌ったこの曲を採りあげたところに、
ウィルコのある種吹っ切れ感を思わせ、
このアルバムで聴ける再録音曲でのいい意味でのリラックスさを生んでる気がする。
[5] Keep On Loving You:
これはアルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲と同じ。
[6] Come Back And Love Me:
アルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲ですが、
ピアノが入ってなく、演奏も微妙に違う。
英インサートによるとサヴによるドラムになっているが、
ややラフなところがアルバム収録前のリハ・テイクっぽい。
[7] When I'm Gone:
ウィルコ=ノーマン=ディランによる再録音。
アルバム『 ICE ON THE MOTORWAY 』収録曲ですが、
ハッキリ言ってこちらのテイクの方が断然にカッコいー。
割れてザラついたギターに、
荒っぽいながらも勢いあるトリオ演奏が最高、シビレまくりっす。
ウィルコにしては長めの6分9秒という曲ですがアッという間。
[8] Ice On The Motorway:
これもアルバム『 ICE ON THE MOTORWAY 』収録曲ですが、
キーボードとか入ってなく、
ウィルコ=ノーマン=サヴによる未発表テイクっぽい。
ブリとしたノーマンのベース、ハリのあるドラムがカッコよく
これもアルバムより良い出来。
[9] She's Good Like That:
これはアルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲と同じ。
[10] The Beautiful Madrilena:
これもアルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲と同じ。
[11] Sneaking Suspicion:
ウィルコ=ノーマン=ディランによるドクター・フィールグッド時代の曲の再録音。
ベスト『 BACK IN THE NIGHT 』でも再録音されていて、
ほとんど同じアレンジながらも
今回のトリオのまとまりの良さを感じる。
[12] Underneath:
これはアルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲と同じ。
THE BEST OF WILKO JOHNSON VOLUME 2
[1] All Right:
アルバム『 ICE ON THE MOTORWAY 』収録曲ですが別モノ。
ウィルコ=ノーマン=ディランによる再録音でしょう。
この曲でのウィルコ・ジョンソンのヴォーカルが実に良いです。
そしてバリッと割れた感じのギターがこれまた実にカッコよい。
バンドの一体感を感じます。
[2] Barbed Wire Blues:
アルバム『 BARBED WIRE BLUES 』収録曲ですが、
前曲[1]と同じウィルコ=ノーマン=ディランによる再録音と思われる。
荒っぽい仕上げがカッコいーです。
[3] Roxette:
ウィルコ=ノーマン=ディランによるドクター・フィールグッド時代の曲の再録音。
Jerry Tremaineという人によるブルース・ハープが入ってきて、
アレンジがドクター・フィールグッドに近い。
[4] Down By The Waterside:
アルバム『 ICE ON THE MOTORWAY 』、『 GOING BACK HOME 』両方に収録されてましたが、
ここでは『 GOING BACK HOME 』収録曲と同じ。
ベスト『 BACK IN THE NIGHT 』にも収録済み。
[5] Dr Dupree:
ウィルコ=ノーマン=ディランによるソリッド・センダース時代の曲の再録音。
ベスト『 BACK IN THE NIGHT 』でも再録音されてました。
演歌っぽい曲調でおいらは、正直あまり好きな曲ではないのですが、
ソロ時代の代表曲、ウィルコもお気に入りなんですね。
[6] Living In The Heart Of Love:
これはアルバム『 BARBED WIRE BLUES 』収録曲と同じ。
[7] Turned 21:
これもアルバム『 BARBED WIRE BLUES 』収録曲と同じ。
[8] I Really Love Your Rock 'n' Roll:
アルバム『 GOING BACK HOME 』収録曲ですが、
ウィルコ=ノーマン=サヴによる未発表テイクのようで
アレンジが異なり、ノリが全然違います。
こちらの方がテンポが速く、
16ビートでやたらとハネまくるリズムが気持ちいー。
[9] I Keep It To Myself:
これはアルバム『 BARBED WIRE BLUES 』収録曲と同じ。
[10] The Hook:
これもアルバム『 BARBED WIRE BLUES 』収録曲と同じ。
[11] Twenty Yards Behind:
ウィルコ=ノーマン=ディランによるドクター・フィールグッド時代の曲の再録音。
ちょっとテンポを落としてプレイしてますが、それが吉。
コミカルな味が出て実にいい感じ。
Jerry Tremaineによるブルース・ハープが入ります。
[12] Out In The Traffic:
これはアルバム『 BARBED WIRE BLUES 』収録曲と同じ。
[13] She Does It Right:
ウィルコ=ノーマン=ディランによるドクター・フィールグッド時代の曲の再録音。
こちらは、さっぱりとした仕上げ。
とにかくイチオシはVol.1[7]、抜群にシビレます。
ウィルコ=ノーマン=ディランのトリオは、ここでの再録音曲を聴く限り、
既に息のあったところを聴かせてくれます。
ノーマンのベースのセッティングが若干変わったような感じもあり、
ディランとのリズム・コンビもバッチリ。
このトリオでのライヴも生で早く見たいなぁ。
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THE BEST OF WILKO JOHNSON VOLUME 2 / WILKO JOHNSON [1] All Right [2] Barbed Wire Blues [3] Roxette [4] Down By The Waterside [5] Dr Dupree [6] Living In The Heart Of Love [7] Turned 21 [8] I Really Love Your Rock 'n' Roll [9] I Keep It To Myself [10] The Hook [11] Twenty Yards Behind [12] Out In The Traffic [13] She Does It Right |
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